難民にボードゲーム配布プロジェクト、ドイツ

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ドイツのボードゲーム出版社シュテフェン・シュピーレは、ネット寄付金サイト「betterplace」にて、難民にボードゲームを無料配布するプロジェクトを発表し、寄付を募集している。金額は自由で、目標額は24,000ユーロ。
シュテフェン・シュピーレが、ドイツ・ガールスカウト・ラインラント支部との共同で行うプロジェクト。現在、シリア方面から次々とドイツに入国している難民のためにボードゲームを開発し、キャンプなどに無料配布する。プロジェクトの概要には、「もちろん基本的な生活条件が第一ですが、窮地にある人たちが必要としているのは基本的な支援だけではありません。社会的で文化的な活動が、食料や屋根と同様に人間らしさを作ります」「ボードゲームはさまざまな文化グループや国に属する人たちがひとつのテーブルに座り、お互いが意外と異ならないことを教えてくれます」と説かれている。
製造されるのは『ファイブ!(Five!)』という新作のタイルゲームで、言語依存がなく、子供から大人まで楽しめる5つのルールが入っている。しかしルールブックは難民にも理解できるよう、アラビア語、ダリー語、ウルドゥー語に翻訳してくれる人も募集する。
ドイツではほかにも10月に、シュミット・シュピーレとハンス・イム・グリュック社が難民と住民が一緒にボードゲームをプレイするイベントを開催し、500名が参加している。
betterplace:Give me FIVE!

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