シュピール会場ではどのブースでも体験テーブルがあり、ルール説明付きで遊ぶことができる。ゲーマーズゲームは帰国してからじっくり遊べるので、ギミック重視でプレイ時間5~10分くらいのライトなゲームを中心に遊んだ。このようなゲームはゲーマーが遊ばず、また回転も早いため、すぐ遊ぶことができる。時間は説明込みでトータル2時間もかかっていないが、たっぷり遊んだ気持ちになれた。
★ビフ・バフ(Biff Baff)
最初に入り浸ったのがオランダのおもちゃ会社ゴライアス(Goliath)のブース。このゲームは、中央の円盤にチップを置いて、そのチップの順番にアクションをする。箱を両手でたたく→箱を片手でたたく→拍手→指パッチン→バンザイ・・・というようにチップが並ぶので、その通りに全員で合わせてアクションを行う。これを繰り返していき、間違った人は抜けて、最後に残った人が得点となる。簡単そうに見えて、『ウィー・ウィル・ロック・ユー(リズム&ボール)』のようにだんだんスピードアップするので、意外に難しい。動きも激しくなるので、終わるころには汗をかくほどだった。
★スーパーサンドマン(Super Sandman)
同じくゴライアスの作品。触れても手が汚れないキネティックサンドを使ったゲームで、カードをプレイして自分のコマを向かい側まで進めることを目指す。長靴カードで進むことができるが、レンガや水で相手の進路を妨害したり、その上に橋を渡して通ったりできる。大人が遊べば当然、激しい足の引っ張り合いになるわけで、私のゴール前など、レンガだらけで通行不可能になってしまっていた。karokuさんが最後にレンガを踏み潰すカードで華麗にゴール。
★空飛ぶじゅうたん(Fliegender Teppich)
同じくゴライアス。磁石の力で宙に浮いているじゅうたんの上に、ランプやら宝箱やらを載せていき、落ちたら負けというゲーム。ちょっとの振動でも落ちるので、丁寧に載せなければならない。手が震えた。
★カエルだまし(Fopp den Frosch)
こちらもゴライアス。自動で何秒間か目を開けるカエルメガネを使って、虫をどの色のカエルが食べたか当てるゲーム。見えていない間にささっと隠すのだが、それを音や気配で推理する。カエルメガネをかけた顔がおかしい。
★誰が屁をした?(Wer pupst?!)
こちらもゴライアス。ボタンを隠しもち、ランダムに指定された人がボタンを押すと屁の音がする。その指定された人は誰なのかを、顔色で当てるゲーム。ゲーマーがやるとみんなポーカーフェイスすぎて当てられないが、年頃の方が遊ぶと顔が真っ赤になったりして分かるのだろうか。
★リングス・アップ!(Rings Up!)
ライトなパーティーゲームを得意とするブルーオレンジゲームズ。カードに指定された順番でリングを指に入れるゲーム。アミーゴの『ハリガリ・リング』と比べるとリングが伸びない分、ひねりが少ない。
★オイレカ博士(Dr. Eureka)
同じくブルーオレンジゲームズで、作者はフラガ。カードに指定された通りに、試験管の中にあるボールの順序を入れ替えるゲーム。『ハノイの塔』パズルの要領だが、ボールを直接触れてはいけないため、試験管からうまく転がり落ちるように調整する器用さが問われる。
★ゲス・ホワット?(Guess What?)
親が言ったお題に合うと思うイラストを選び、親と一致していたら得点になるゲーム。ふうかさんのお題「ボードゲーム」は、どのイラストもそう見えてきて難しかった。
★リズム&プレイ(Rythm’n’Play)
フランスのファシリイ・ジュー社。ドレミファソラシのカードを上向または下向に出していき、誰も出せないまま1周したら得点になるカードゲーム。一番下(上)まで行ってほくそえんでいたら逆向きになって延長したり。神尾さんがごっそり集めてトップ。
★ザ・タワー(The Tower)
イタリアのクラニオ・クリエーション社。ビルの窓から指を入れて、自分のコマを一番下の階まで落とすアクションゲーム。どの窓から指を入れても良く、ほかの人と指が触れ合いまくる。とはいえ、砂時計が落ちるまでの制限時間があってみんな必死なので、指先が触れ合うのにドキドキしている暇はない。むしろ、相手の指を押しのけたりして激しい攻防が繰り広げられる。
★空飛ぶキウイ(Flying Kiwis)
ドイツのフッフ&フレンズ社。ゴムひもで飛ばすカタパルトでキウイタイルを中央に飛ばして、2×2ができたら勝ちというゲーム。同時プレイなのでどんどんタイルが飛んできて、終わったと思ったら、上書きされていたなんてこともしばしば。ほかの人が箱の外に飛ばす中、ゴムひもを引く加減がうまく呑み込めて勝利。