スコットランドヤード東京(Scotland Yard Tokyo)

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怪盗Xのマイ目標
スコットランドヤード東京

東京の街を逃げまわる怪盗Xを協力して見つけ出すゲーム。1983年にドイツ年間ゲーム大賞を受賞した作品が、舞台を東京にして今年カワダから発売された。海外では販売されていない模様である。イギリスが舞台では味わえなかったローカルな楽しみ方ができる。
怪盗X役が1人で、残りが刑事役となる。ランダムに配られるタイルで、最初の位置を決めてスタート。
怪盗Xのコマはボード上に置かず、使ったチケットだけ並べておく。何ラウンドかに1度、怪盗Xは自分がいる場所を明かすので、そこからどのチケットを使ったかによって、刑事たちは移動先を推理する。タクシーは近くを細かく移動し、バスは中距離、電車は遠距離を移動する。遠くに行けるものほど、ルートが限られているので逃走先を特定されやすい。
刑事たちは手持ちのチケットを使って追いかける。人数が少ないときはチケットを使わないで移動できる巡査も加わって、挟み撃ちをしていく。相談が可能で、怪盗X役のプレイヤーの顔色を見ながら「ここじゃね?」とかいうわけだ。怪盗X役のプレイヤーの心中は穏やかでない。
子どもたちと3人でプレイ。怪盗Xの姿が常に見えているビギナーズルールもあったが、あえて通常ルールで。挟み撃ちをせず、ほかの刑事の後を追ってくるだけなので楽勝かに見えたが、ときどきランダムな動きをするのであやうく捕まるところだった。間一髪(相手の動きによっては捕まる)が2度ほどあったが最後まで逃げ切ることができた。
ボード上は番号なので東京であることをあまり意識しないが、「レインボーブリッジはやはり通りたい」「皇居の周りをぐるぐるしたい」などの怪盗Xのマイ目標が立てられて楽しかった。
Scotland Yard Tokyo
ラベンスバーガー開発チーム/ラベンスバーガー、カワダ(2014年)
2~6人用/8歳以上/45分

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