実生活でタブーとなっている嘘を取り入れたボードゲーム・カードゲームは枚挙に暇がない。嘘をついて、相手を騙さないと勝てないゲームはタブー破りの開放感をもたらす。実生活も騙し合いだという気の休まらない生活をしている人を除き、非日常的な経験はストレス解消やリフレッシュになるだろう。
4年前のエイプリルフールに、「ブラフゲームの愉しみ」としてブラフゲームをいくつか紹介した。そのときに作ったアマゾンのリストマニアが、いくつか品切れしていたので更新した。新作や名作の復刻を追加し、管理人の独断でランキングしている。
・Amazon.co.jp:ベストブラフゲーム
アマゾン以外では、テンデイズゲームズが日本語版を出している『クー(Coup)』がオススメ。
さて、前回から大きく増えたのが人狼ゲームである。派生作品も含めて、別のリストを作った。解説本・小説・DVDもあるが、そのまま遊べるものに限定している。ロングセラーのあるブラフゲームよりも絶版になるのは早いかもしれないので、購入はお早めに。
・Amazon.co.jp:人狼を遊ぶ
先日レビューした新書『嘘の見抜き方』を読んだ後、人狼を遊んだが、「嘘反応」をけっこう発見できて面白かった。話のリズムが崩れたり、聞き返したりする嘘反応は顕著だった。こういう嘘反応をお互いに了解した上で遊ぶブラフゲームは、一段上の楽しみ方ができるかもしれない。