わざと外す大人プレイ
ドミノ倒しをみんなで作って、最後までうまくいくかを賭けるキッズゲーム。ギミック系の天才デザイナーG.バースが今年、ラベンスバーガー社から発表したばかりの新作である。対象年齢は4〜8歳までとなっているが、大人がやれば腹黒いプレイができる。
テーブルに丸いタイルを広げたらスタート。1枚めくって、同じ絵柄のタイルがスタートとゴールになる。サイコロを振り、出た目の数だけドミノ牌を並べる。ほかのタイルの上は通れないので曲がったりすることも。上級ルールでは、ブリッジ(動画)、ピンポン玉、シーソーといった難易度の高い装置を間にはさむ。
ゴールまでたどり着いたら、倒す前に成功するか皆で賭け。実際に倒してみて、ゴールまでたどり着けば成功に賭けた人が、途中で止まってしまえば失敗に賭けた人がプレゼントチップをもらう。6ラウンドで一番プレゼントの多い人が勝ち。
ルールはこれだけだが、大人がやると、わざとぎりぎりに置くのは基本。成功するか失敗するか、本当に分からなくなる。さらにラウンドが進むにつれて、難易度の高い装置の加減が分かってきて、成功するように見せかけて実際は失敗するとか、その逆とか、周りを欺く配置も不可能ではない。「うわー、外れた!」「ふっふっふ、そこは止まると分かっていたんだよ」
長男も交えて大人だけでプレイ。チャレンジングな置き方をして次々失敗に終わる中、くさのまさんの1位。長男が気に入って後から家族でもう1ゲーム。今度は真面目に置いても失敗するほうが多くて、いつも失敗に賭けていた妻の勝利。1回だけ、シーソーでうまく行きそうで行かない配置をして、本当に失敗したのが気持ちよかった(何と後ろ向きなプレイ)。
Tims Tüftel-Team
G.バース作/ラベンスバーガー(2012年)
2〜4人用/4〜8歳/30分
国内未発売