ドイツ年間ゲーム大賞選考委員会(Spiel des Jahres e.V.)はホームページのニュースで、2011年からフリーク向けに第3の賞を制定することを明らかにした。21世紀に入ってから一般ファミリー層をターゲットに賞を贈ってきた同賞が、新しい方向性を加えることになる。
第3の賞はボードゲーム経験が長く、より難易度の高いボードゲームを求めている愛好者に、選択の指針を提供するとともに、ボードゲーム文化の多様性を証明する狙い。ボードゲーム市場で近年、ルールが多い商品の分野が成長しているため、これからもこの分野で創造的な作品がコンスタントに作られるよう、オリジナリティや革新性を評価し、デザイナーや出版社を支援する狙いがあるという。
これまでも、「複合ゲーム賞」や「ゲーム大賞プラス」という特別賞で、フリーク向けのゲーム(『ケイラス』『アグリコラ』『果てしなき世界』)を表彰してきたが、これを格上げして年間ゲーム大賞・年間キッズゲーム大賞と同格にする。正式な名称やロゴなどはまだ発表されていない。受賞作の発表は本賞と同じく、6月27日にベルリンにて。
・Spiel des Jahres e.V.:Spiel des Jahres vergibt dritten Hauptpreis