何匹いるだろうな?
グリム童話『おおかみと七ひきのこやぎ』に基づく記憶ゲーム。狼に見つからないように、子やぎたちを早く助け出そう。2004年ドイツ年間キッズゲーム大賞推薦リスト、ゆうもあ推薦ゆうゲームズ認定作品。
6つの缶のふたは、部屋の家具になっていて、その中に子やぎが5匹ずつ隠れている。ダイスを振って、出た色の家具の中に何匹子やぎがいるかを当てる。缶を開けて、当たっていたらそこから1匹子やぎを救出でき、外れたら何ももらえず狼がやってくる。2回外れると救出されたやぎを1匹食べられてしまう。
最初はどの家具も5匹ずつだから当てるのは簡単。でも1匹、また1匹と少なくなっていくうちに、どの家具に何匹いたか大人でも混乱してしまう。記憶力、集中力が試される。
誰かが7匹救出すればその人の勝ちで、その前に狼に6匹食べられると全員負け。
4歳の長男が、でたらめに言っているのかちゃんと覚えているのかよく分からないがよく当てる。8歳の長女は1回間違えたところでもう降参状態。記憶ゲームというのは集中力が必要な分、シビアな雰囲気になり勝ちだ。長女をなだめているうちにうっかりミスを多発し、長男が勝った。
さらに狼のプレッシャーもあって、箱のみかけほど和やかなゲームではないが、コマの減り方が均一ではなくだんだん難しくなっていくところがよくできたゲームである。神経衰弱(メモリー)ほど時間がかからないのもほどほどでよい。
Geißlein, versteck dich!
W.A.レーマン、C.レーマン/ハバ・ハバーマス社(2003年)
2〜5人用/4歳以上/15分