オーマイガー!(Aargh!)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

そんなルールがあったような
自分たちでルールを決めてカードを出していくオランダのゲーム。カードには円、三角、四角が1〜2個、白黒で描かれており、背景の絵は3色あって、半分白いものもある。手札のカードを全部なくすことが目標だ。山札から1枚めくってスタート。
スタートプレイヤーは、「三角の上に四角を出せます」というように「○○の上に○○を出せる」というルールを言って、そのルールに沿って手札を出す。次の人もそのルールが守れれば手札を出せる。出せなければ山札から1枚引いて、「青の上に紫を出せます」などの新しいルールを作る。
問題は、前のルールも全て有効という点。誰かが出せないたびに新しいルールが追加されていくから、ルールはそのうち10以上にもなる。前に決められたルールを覚えておけるか……そう、これは記憶ゲームなのである。存在しないルールでカードを出すと、ペナルティがある。
盛り上がったので2ゲーム続けてプレイ。1ゲーム目はゆるくて分かりやすいルールが多かったが、2ゲーム目になると「白い三角の上には赤白のカードが置ける」など、2度と使えないようなややこしいルールが続々。しかも1ゲーム目で作ったルールと紛らわしくて混乱しまくった。カードが少なくなるにつれて、適用できるルールが少なくなるから厳しい。そんな中でかろうじて覚えていた最後の1枚を出せて勝利。
「こんなルールがあったような、なかったような」という微妙な判断に悩むのが楽しい。『フラックス』のような先の読めない面白さと、自分でルールを作れる創造性の兼ね合いが面白かった。
Aargh!
R.デ・リーク/レルム・オブ・ファンタジー(2005)
2〜6人用/10〜15分

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です


reCaptcha の認証期間が終了しました。ページを再読み込みしてください。