ホビージャパンは今月上旬から、世界中で人気を博しているカードゲーム『ドミニオン』の日本語版を発売した。税込み4,725円。
『ドミニオン』は、自分のチョイスでデッキを構築しながら得点を増やすアメリカのカードゲーム。昨年の秋にアメリカのリオグランデゲームズとドイツのハンス・イム・グリュック社で同時発売され、エッセン国際ゲーム祭の人気投票で1位を獲得。日本でも人気が爆発し、ドイツ語版を扱ったメビウスゲームズではわずか2ヶ月で年間売れ筋ゲームの6位に入った。
人気の秘密は、テキストのあるカードが少なくてゲームが覚えやすく、1ゲーム30分程度で終わるという手軽さと、好きなカードを買ってコンボを作る楽しさ、手札が常に5枚なので構成バランスを考えなければならない奥の深さ、登場するカードの組み合わせを変えられるリプレイアビリティの高さにある。TCGと違い、新たにカードを買い足さなくても遊べるスタンドアローン型だが、すでにいくつかの拡張パックが予定されている。
今回のホビージャパンの日本語化は、オリジナル版の発売からわずか5ヶ月というスピードで、旬を逃さなかった。今回の製品は40周年記念商品に位置づけられている。年明けに発売された『アグリコラ』に続く日本語版の発売で、今後の展開も楽しみだ。
・ホビージャパン:ドミニオン日本語版