エッセン最終日

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いつも通りに8時に朝食を食べて出発。駅に9時に着くと地下鉄が20分以上も待たせる。これでは開場ぎりぎりかと、いぶかしみつつ時計をふと見るとまだ8時すぎ。そういえば朝食のとき時計を見たらまだ7時だった。昨日でサマータイムが終わり、時計が1時間早められたのである。日本との時差は7時間から8時間になる。同じ場所にいながらにして時刻が戻る不思議。


ドミニオン(Dominion / ハンス・イム・グリュック)
今回のフェアプレイで1位になったカードゲーム。アメリカのデザイナーの作品で、リオグランデが手がけたものをハンス・イム・グリュックがドイツ語にした。『レース・フォー・ザ・ギャラクシー』に続きリオグランデは今ドイツでも存在感を増している。
アクションカードでカード交換やほかプレイヤー攻撃などのアクションを行い、お金カードで新しいアクションやお金や得点を買う。とても面白いのは使ったカードが捨て札にならず、デッキの中で循環するところ。使ったカード・購入したカードは山にしておいて、山札から補充できなくなったら切り直す。カードはどんどん増えていくが、手札は基本5枚なので、グレードアップをしていかないと厳しい。カードは500枚も入っているが、テキストがあるのはほんの少しなので遊びにくいことはない。しょっちゅうシャッフルしていなければならないが、その間に次の人が始められるので待ち時間も少ない。
モニュメント(Monuments / アバクス)
カードを出してピラミッドや万里の長城を建て、歴史家コマで価値を上げて得点を増やす。モニュメントをたくさん建てればいいというわけでもなく、歴史家コマを適切なタイミングで出して一気に得点したり、少数のモニュメントに集中して価値を上げたりと多様な戦略が取れる。『ズーロレット』くらいの軽さで遊びこみがいのあるゲームである。歴史家をうまく使った神尾さんの勝利。
カルカソンヌ世界大会は、ドイツ人が3年連続優勝した。この大会を見るのは初めてだったが、予選から2人対戦である。1対1でも引き運の要素はあるだろうが、見ていると結構ガチンコであることが分かった。いつもほんわかと遊んでいるので、『カルカソンヌ』が全く違って見えたのが驚きだ。私も2人で遊んでみよう。
お土産を急いで買って帰路に付く。エッセン駅が大改装工事中で、あちこちの入り口が封鎖されていて難儀した。やっと乗れたと思ったら行き先変更で空港駅に停まらなかったり、空港駅に停まる電車に乗ったのに、うっかり乗り過ごしたりとハプニング続きだったが結局飛行機に間に合った。今これを書いているのはパリで、これから成田行きの飛行機に乗る。冬時間のせいで眠い眠い。

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