ドイツのボードゲーム専門誌『フェアプレイ』は最新号(85号)で今年のアラカルト・カードゲーム賞を発表した。ジャーナリスト、コレクター、熟練プレイヤーなど50名ほどの投票で選ばれた今年の1位は『レース・フォー・ザ・ギャラクシー』。アメリカを発端に大人気を博しているカードゲームが順当に選ばれた。
『レース・フォー・ザ・ギャラクシー』は宇宙を舞台に建設や入植や生産で勝利点を増やすゲーム。『サンファン』と同じバリアブルフェイズのシステムをもちながら、カードの多様性とフェイズ同時プレイのスピード性で多くのゲーマーを虜にしている。昨年の発売以来ずっと品切れが続き、今夏にようやく再発売されるほどの人気だ。
今年はネット投票も行われ、投票に反映された。ネット投票の1位は『魔法にかかったみたい』で、総合では2位。ドイツ年間ゲーム大賞ノミネート、ドイツゲーム賞9位と、『ジャンボ』(2005)以来のトリプル入賞を果たした。
【アラカルトカードゲーム賞2008】
1位:レース・フォー・ザ・ギャラクシー(Race for the Galaxy / T.レーマン / アバクス)114pt.
2位:魔法にかかったみたい(Wie verhext! / A.ペリカン / アレア)103pt.
3位:フィロー(Filou / F.フリーゼ / 2Fシュピーレ)57pt.
4位:ごきぶりサラダ(Kakerlakensalat / J.ゼメ / ドライマギア)53pt.
5位:乗車券カードゲーム(Zug um Zug Kartenspiel / A.R.ムーン / デイズ・オブ・ワンダー)
6位:王宮のささやき(Palastgeflüster / M.リーネック / アドルング)
7位:交易王(Handelsfürsten / R.クニツィア / ペガサス)
8位:ヤギ戦争(Ziegen Kriegen / G.ブルクハルト / アミーゴ)
・Fairplay Online:Bestes Kartenspiel 2008