ゴールデンボックス賞2024ノミネート発表
ゴールデンボックス・ボードゲームアワード運営委員会は26日、6部門のノミネート作を発表した。業界従事者数十名による推薦・投票で選ばれた作品は以下の通り。
ゴールデンボックス賞は、ボードゲーム制作者にフォーカスして優れた活動を讃える賞。ボードゲームデザイナー・イラストレーター・プロデューサー・ディレクター・翻訳者などの会員が専門家の目で推薦・選出する。昨年は作品賞に『ナナトリドリ』、ゲームデザイン賞に『沈黙ノ艦長』、アート賞に『ギブトレ』、グラフィックデザイン賞に『ラフレシアン』、プロダクション賞に『テープルゲームズ』、ルールブック賞に『ハーベスト』が選ばれている。
部門は、総合評価の作品賞、優れたゲームデザイン・デベロップメントのゲームデザイン賞、魅力的なイラストのアート賞、ロゴや演出などビジュアル全般のグラフィックデザイン賞、企画・ローカリゼーション・プロモーションなど製品化に関するプロダクション賞、翻訳やDTPなどのルールブック賞が用意されている。
今回の対象は昨年1年間に発売された作品で、年明けに会員が他薦し、会員の投票で各部門3タイトルずつに絞ってノミネートした。本日現在、会員による最終投票が行われており、今月末に各部門賞が発表される予定となっている。
作品賞
・『クイズすごろくかぶーる』(ボードゲームショップあそびば)
・『モンスターヘクス』(ゲームNOWA)
・『馬高/UMATAKA』(銅鐸舎)
ゲームデザイン賞
・『Revolve!』(ワンモアゲーム!)
・『バザールの商人たち』(Megalomaniac Game)
・『バリバリわんわん!』(ラビットガーデン)
アート賞
・『Divee! ダイビィ!』(ハーベストバレー)
・『Not for me(ノットフォーミー)』(レイクインザゲームス)
・『キャットと塔』(アークライト)
グラフィックデザイン賞
・『SHINJUKU』(リゴレ)
・『バロニズモ』(くじらだま)
・『レンソービンゴ』(アークライト)
プロダクション賞
・『Slay the Spire: The Board Game 日本語版』(ケンビル)
・『ミスターダイヤモンド』(ハナヤマ)
・『レンソービンゴ』(アークライト)
ルールブック賞
・『NIWARS(二ワーズ)』(橘 あずさ)
・『ビストロ・コスモポリート』(すごろくや)
・『ゆびダイス』(mor!)
『ニュークレウム』拡張3タイトル日本語版、5月3日発売
テンデイズゲームズは5月3日、『ニュークレウム:オーストラリア(Nucleum: Australia)』『ニュークレウム:進歩の宮廷(Nucleum: Court of Progress)』『ニュークレウム:後援者セット(Nucleum: Patrons Set)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:S.ルチアーニ&D.トゥルツィ、イラスト:A.レーシュ&X.ウンゲルター、1~4人用、14歳以上、60~150分、それぞれ5720円、4950円、1980円(税込)。プレイするためには『ニュークレウム』基本セットが必要で、同時発売となる。
ボード&ダイス社(ポーランド)から2023年に発売された、パラレルワールドでの原子力発電による産業革命をテーマにした重量級経済ゲームの拡張セット。国際ゲーマーズ賞、ポルトガル年間ゲーム大賞を受賞するなど高い評価を受けており、今回発売される日本語版のオリジナルはいずれも2024年に発売されている。
『ニュークレウム:オーストラリア』ではウラン鉱脈を求めてオーストラリア大陸に進出する。土地の広大さゆえに、鉄路だけでなく航路でも輸送できるようになり、タスマニア島にアクセスしてマッドサイエンティストの発明品にもアクセスできる。新しいマップと、海上交通路や炭鉱、ボード上に用意されたユニークな発電所などといった要素が加わり、新規マップと合わせて違ったプレイが楽しめる。
『ニュークレウム:進歩の宮廷』では、19世紀末にヨーロッパの君主制国家が核開発競争をめぐって紛糾する中、企業家として権力の中枢に近づく。新たな法廷アクションによってワーカーを4つの政党に送り込み、党首になればさまざまな恩恵が得られる。2つの新しい実験、新しいアクションタイル、契約も追加される。
『ニュークレウム:後援者セット』は実験ボードA~Fに対応する6種類の後援者を追加できるミニ拡張セット。銀行家、大企業家、女性発明家たちがゲーム中に1回だけ使うことのできる強力な能力をもち、さらなるボーナスや駒の獲得や条件を無視してのアクション実行といった効果をプレイヤーにもたらす。
(写真は英語版)