ボードゲーム消費金額2022、平均は31万2千円
当サイトで行ったアンケート「ボードゲーム消費金額2022」(回答者112名)の結果、今年1年、ボードゲームの購入に使った金額の平均は312,225円となった。昨年の平均額308,258円とほぼ同額。
中央値は17万3000円と昨年の20万円からやや減。最頻値は5~10万円、最低額は10000円、最高額は300万円だった。回答者の分布はグラフの通り。
今年はコロナ禍での外出自粛がやや収まり、海外ボードゲームの日本語版はハイペースを維持している上に、国産ボードゲームのリリース数が増加。輸送費増や円安でボードゲームの価格が上がり、10000円以上するものも珍しくなくなっている状況で、消費金額も高止まりが続いている模様だ。
なお今年リリースされたボードゲーム単体での最高額は『カタン3D拡張』の64900円。『ネメシス・ロックダウン』の27500円、『エクリプス』の25300円、『オース』の22000円がこれに続く。
日本語版ボードゲーム発売、4年連続で年間200タイトル超
今年1年に発売された海外ボードゲームの日本語版は225タイトルであることが当サイトの調べで分かった。200タイトルを超えるのはコロナ禍前の2019年から4年連続。
2015年からのボードゲームカフェ急増と同時期に日本語版も増えてきたが、ボードゲームカフェはコロナ禍で打撃を受けたのに対し、日本語版はペースを維持。2020年のステイホーム特需の後もペースを落とすことなく、230タイトル前後で推移している。
1週間に4タイトルというハイペースなリリースの中で、売れるゲームとそうでないゲームの格差が広がっている。売れるゲームはすぐ品切れとなって再入荷まで時間がかかるうちにプレミア価格となり、ほとんど話題にならないまま投げ売りされてしまうものも見かける。即売り切れか売れ残りかの二極化が進むと、ショップはコンスタントに利益を上げることが難しい。
1ヶ月程度で移り変わっていく流行を追いかけていては1タイトルにつき1,2回しか遊べないが、ボードゲーム会やボードゲームカフェでは話題のゲームでないと一緒に遊んでくれる人が少ないのも現実。メンバーに合わせたスマートなチョイスが以前にも増して求められている。