『私の世界の見方』日本版、今夏発売決定→2015年に発売延期
テンデイズゲームズ(東京・三鷹)は今夏、スイスの多人数コミュニケーションゲーム『私の世界の見方(Wie ich die Welt sehe…)』日本版の発売を発表した。店長がツイートで明らかにした。
1人が文中に空欄の入ったお題カードを読んで、残りの人はその空欄にふさわしいと思う単語カードを出す。誰がどれを出したか分からないように混ぜて1枚ずつ発表。読んだ人が主観で一番良かった単語カードを選び、選ばれた人が得点になる。
日本版にもなった『アップルトゥアップル』(1999)と同様のルールだが、入っているお題は112、単語が392。お題と単語の面白さ・幅の広さによって文学的にもブラックにもなり、大人が腹を抱えて笑える作品として人気が高い。
山札から1枚ダミーカードが入り、それを選んでしまうと選んだ人が失点になるというルールで、あまりに突飛な単語を選べないようになっているが、ダミーカードは偶然の一致でいいところをついてくるものだから、さらに盛り上がる。2枚の単語を入れるお題もあり、組み合わせの妙も楽しめる。
これまでテンデイズゲームズが輸入版を取り扱っていたが、大量の日本語シールを貼る作業がネックになっていた。日本版ということで、ドイツ語版からの翻訳だけではなくて、日本ならではのローカライズも行われる。ドイツ語よりさらにカード枚数を増やすことも検討しているという。続報を待つべし。
・レビューサイト検索:私の世界の見方
『アイランド』多言語版、7月上旬発売
ホビージャパンは7月上旬、沈む島からの脱出ゲーム『アイランド(The Island)』を多言語版で発売する。2〜4人用、8歳以上、45分、5040円。
オリジナルは『サバイブ!(Survive!)』というタイトルでパーカーブラザーズ(アメリカ)から1982年に発売された作品。昨年ストロングホールド社がリメイクして、輸入版が国内にも流通していたが、この度オリジナルの発売30周年を記念して、アスモデ社(フランス)が多言語版を製作することになった。
20世紀初頭。大洋に浮かぶ謎の島。冒険者たちは宝物を手にして帰ろうとしたとき、島が海へと沈み始める。多くは船に乗れず、泳いで脱出しなければならない。しかし、そこには伝説の海竜、人食い鮫、巨大な鯨がうろついていた。
島は40枚のタイルで構成され、徐々に海に沈んでいく。自分の冒険者10人を、完全に島が沈んでしまう前に近隣の島へ逃がせば得点になる。海竜や鯨や鮫からうまく逃げることはできるか。B級ムービーがそのままボードゲームになったかのような、大人から子供まで楽しめるファミリーボードゲームの名作だ。
・play:game評価コメント:サバイブ!