ディスクを飛ばして陣取り『ノミのサーカス』日本語版、6月28日発売
ハナヤマは6月28日、『ノミのサーカス(Flohzirkus)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:J.ウィンスロウ、イラスト:別府さい、2~4人用、6歳以上、20分、3080円(税込)。
オリジナルはF.X.シュミットから1997年に発売された作品。長らく絶版・入手難となっており、ハナヤマでは『ミスターダイヤモンド』に続くレジェンドゲームの復刻となる。ノミのコマを模したディスクをボード上に飛ばし、4つのエリアでマジョリティを狙う。
手番にはプラスチック製のノミのディスクをフェルトの上に乗せ、コマの端をもうひとつのコマで押さえて力を加えると飛び出す。箱がボードになっており、中央はアウトで、残り4つのエリアで最多数になるように狙う。
全員の投入が終わったら得点計算で、エリアごとに入れたノミの多い人がポイントを獲得する。同数のときは赤白の線により近いほう(ゴミ箱に近いほう)が勝ち。ただしエリアの得点をなしにするクレイジーコマと、そのコマを無効化するネットコマ、さらに新版では1個だけでエリア獲得できるボーナスホールも加わり、勝負の行方を分からなくする。4ラウンドの合計得点で勝敗を決める。
位置取りや狙う先の選択といった戦略性もあり、単なるアクションゲームのとどまらない作品だ。
内容物:ゲームボード 1台、フェルトマット 4枚、大きな黒色チップ 4個、小さな黒色チップ 15個、カラーチップ 28個(赤 7個、青 7個、黄 7個、緑 7個)、白チップ 18個、シールシート 1枚
ランダムな並びに法則性『ペチケ』5月23日発売
オインクゲームズは5月23日、『ペチケ(Petiquette)』を発売する。ゲームデザイン:T.セルナー、アートワーク:佐々木隼、イラスト:平岡久典、2~6人用、7歳以上、20分、2970円(税込)。ゲームマーケット2025春にて先行販売される。
ランダムに並べられたカードにも法則性を見出し、「美しい並び」を考えて他プレイヤーと答えを合わせるゲーム。デザイナーは『オッポチャッカ物語』のセルナー。イラストは『伝説の旅団』『ダンジョン オブ マンダムエイト』の平岡久典氏である。
3種の動物・3種の帽子・5種の数字の組み合わせからなるカードがランダムに5枚並べられる。「赤、赤、黄」と並んでいたら次は「黄」、「イヌ、ネコ、トリ」と並んでいたら次は「イヌ」など、「?」に入るそれらの中に入れるのに最もふさわしいカードはどれかを考える。他プレイヤーと同じカードを考えていたら得点。協力ルールでは、1人が考えたカードをみんなで当てる。
ひとつではない答えの中から「このならびが一番美しいだろう!」というものを選び、「あの人はこんなふうに考えるのではないだろうか?」と他プレイヤーの考えを読む。気心知れた仲間でも、初対面でも、お互いの美的感覚や思考回路を垣間見ることができる。