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シェフ・カッコウ!(Chef Cuckoo!)

うま・・・ずそう

先日紹介した『トリガー』と同じ、フランス系のパーティーゲームを出版しているブルーオレンジゲームズ(アメリカ)の丸い缶入りゲーム。作者は『サンドイッチ』と同じレンボーで、内容も似通っているが、親が気に入ったものを選ぶというところに焦点を当ててもっとシンプルにしている。

ブルーオレンジゲームズは、10月にドイツで行われたボードゲームメッセにもブースを出していた。そこで展示していたゲームはごくごくシンプルなダイスゲームのみ。この出版社は、第二のカクテルゲームズとして注目している。

シェフ・カッコウ!

親が12枚のお題カードから、今日のメニューを選ぶ。メニューはサンドイッチ、パスタ、ピザ、サラダ、オムレツ、スープの6種類だが、それぞれ「ベスト」と「ワースト」がある。「最悪のサンドイッチでお願いします!」

お題が決まったら、各プレイヤーは手札の具材カードから3枚をセットにして親に提出。誰が出したか分からないように混ぜてから、親が1位と2位だと思う具材セットを選ぶ。1位の具材セットを出した人は星2つ、2位は星1つ。

誰かが星を5つ集めるか、全員親をしたらゲーム終了。星の一番多い人が「シェフ・カッコウ」になって優勝する。

具材カードは60枚。フランスの『サンドイッチ』と比べ、アメリカンな具材なので分かりやすい。そして「ワースト」というお題が面白い。オエーッとなるような組み合わせを出したつもりなのに「意外にイケそう」とコメントされたり。具材には全てカロリー数が書いてあるところも芸が細かい。

写真は「ベストピザ」で、卵・ホットドッグソーセージ・パルメザンチーズ、ニンジン・豆・トマト、パイナップル・チェダーチーズ・モツァレラチーズがエントリーしている。あなたならどれを選ぶ?

Chef Cuckoo!
C.レンボー/ブルーオレンジゲームズ(2012年)
3~8人用/7歳以上/20分
国内未発売

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すばやいパイロット(Flinke Flieger)

全力疾走!

ラベンスバーガーの「シュピール・アクティーフ」シリーズは、キッズ向けのアクションゲームで今年3タイトルがリリースされた。年齢の上限が設定されているが、これは精神年齢だと思うので問題なく遊べる(おい)。

その3タイトルの中で、日本にもファンが多いギュンター・バースがデザインした作品がこれだ。棒をつけた鳥の上に卵をのせて、落とさないように急いで運ぶゲーム。

すばやいパイロット

ゲームは2チームのチーム戦で行われる。棒の先の鳥の背中に卵をのせ、今回のレースの種類をルーレットで決め、巣箱をスタートライン(赤いひも)から4メートルほど先に置き、両チームの代表がスタートラインに立ったらスタート。

レースの種類は5通り。

  1. ターボ:ひたすら走る
  2. 低空飛行:膝を曲げて走る
  3. バック:後ろ向きで走る
  4. 回転:2回以上回っていく
  5. サイド:横向きで走る

ゴールにある巣箱に先に卵を入れた方の勝ちで追加で卵を1つ、巣箱に入れられる。途中で卵を落としたら負けだが、その場合は追加の卵はない。ストックの卵が2追加になったらゲーム終了で、巣箱にある卵の多いチームが勝ち。

回転が難しいのはもちろん、ターボで急ぎすぎてゴール前で急ブレーキをかけて落とすという罠。1対1勝負なので、つい本気になる。

Flinke Flieger
G.バース/ラベンスバーガー(2012年)
2~8人用/5~10歳/15分
国内未発売