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ドローンホーム(Drone Home)

乗ってから数秒間の戦い

dronehome

Twitterでプレイ動画が拡散して話題となったおはじきアクションゲーム。来月アークライトから日本語版が発売される。ボードゲームというよりは玩具寄りで、アメリカの玩具メーカーから発売された。

台座に電池を入れ、ドローンをUSB充電してセット。各プレイヤーは四方向から一斉に自分のエイリアンコマを発射して、中央のドローンに乗せる。誰かのエイリアンがドローンに乗るとランプが点灯し、数秒後にプロペラが回転してドローンが出発する。ドローンに乗れたエイリアンは1勝。再びドローンを戻して(手で捕まえる)、これを繰り返し自分のエイリアン3匹を全て乗せられたプレイヤーが勝者となる。

ドローンが出発するまでの数秒間、他のプレイヤーがエイリアンをぶっ飛ばして席を奪うことができる。奪えなくても、ふっとばして空席にすればドローンはリセットがかかって出発しなくなるので、勝負をふりだしに戻せる。

発射台の力加減がポイントで、あまり強すぎるとエイリアンはドローンを飛び越えてテーブルの外に行ってしまう。それでもつい力が入って吹っ飛んでいくくらい、大人でも夢中になる。子どもはなおさらのこと、3匹勝利では飽き足らず、10匹勝利などにして、延々と遊んでしまう。ハイテクな装置だがプリミティブな楽しさがあるようだ。

Drone Home
ゲームデザイン:プレイモンスターUK
2~4人用/8歳以上/5~15分

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シュピール’23:ハンス・イム・グリュック

エルグランデ2.0(El Grande 2.0)
ゲームデザイン:W.クラマー&R.ウルリヒ、イラスト:F.G.シュテンメレ、2~5人用、12歳以上、90分。日本語版がメビウスゲームズから発売予定。

1996年にドイツ年間ゲーム大賞とドイツゲーム賞をダブル受賞した名作陣取りゲームがイラストを一新して復刻。カトリックとムーア人、さらにバスク人、ガリシア人、カタルーニャ人が覇権を争った15世紀のスペインで、有力貴族たちが各地にカバレロ(騎士)を送り込み、各地域の支配権を競う。得点計算を起こすエルグランデ(大公)の動向がポイント。各地域だけでなく、城に投入して再配置することもできる。

新版では2人用、3人用、経験者用バリアントルールが加えられたほか、2つのミニ拡張も付属する。

elgrande2

カルヴィ(Karvi)
ゲームデザイン:T.ティヨング、イラスト:I.シェル、2~4人用、12歳以上、120分。

北欧の伝説の貴族「ヤール」となり、彫刻を施した船で船員を率いて海をわたり、外国文化と交流し、土地を略奪する。

船をアップグレードし、より強い戦士を雇ってスキルアップすることで、アクションも強化される。新しい交易路を開拓して希少な交易品を確保したり、遠くの集落に戦いを挑んで富を略奪したりするが、戦士を雇うのに十分なビールやパンを仕入れることも忘れてはいけない。

karvi

カルカソンヌ:人類の奇跡(Carcassonne: Die Wunder der Menschheit)
ゲームデザイン:K.J.ヴレーデ、2~5人用、7歳以上、30分。

ノートルダム、ストーンヘンジ、キルクス・マクシムス、アルハンブラという、それぞれ形の異なる5マス分のポリオミノ世界遺産タイルによってゲームに変化を与える。4枚のタイルがあり、10点以上獲得すると好きなものを1枚選んで入手し、配置して2個までミープルを置けるほか、ゲーム中/終了時ボーナスなどをもたらす。