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シュピール’13:バルデナイ湖

エッセン・シュピールに参加するのも9回目となり、日がな会場にいても何となく心が満たされなくなってきた。そこで去年辺りから、会期中なのに会場に行かず観光をし始めている。かつては観光したがる神尾さんに「独りで行ってきたらどうですか」なんていっていたのが、メビウスの能勢さんに「おのさん、どうしたんですか?」と心配されるほどである。
観光といってもエッセンは、ドイツの旅行ガイドに1ページあるかないかというほどで、世界遺産の「ツォルフェアアイン炭鉱跡」も正直なところ廃墟でしかない。旧市街を歩き回りながらボードゲームを売っている店に立ち寄るくらいが関の山という感じ。しかし今回は夕方に帰国する関係で、エッセン市内を探すことになった。そこで訪れたのが「バルデナイ湖(Baldeneysee)」。エッセン中央駅からSバーン(近距離各駅停車)で3駅のエッセン・ヒューゲル駅が最寄りである。

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バルデナイ湖は、ルール川をせき止めて作った湖で、1933年に完成した。水力発電設備を備えるほか、カヌーやボートの水上レジャーも楽しまれている。駅を降りると後ろには山、前には湖が広がり、すぐわきにはレストランもある。観光遊覧船は10月上旬までしかやっておらず、船に乗ることはできなかったので、散策することにした。幸い、10月下旬とは思えない温かさで、ドイツ人もたくさん散歩やサイクリングに来ていた。
バルデナイ湖
湖についてすぐに目に止まった橋まで歩き、向こう岸へ。通りかかった人に聞くと、20分ほど歩けば別の駅まで行けるらしい。その前に、お昼の時間だったのでレストランを探してピットイン。「モジ(Moji)」という、ベジタリアンのイタリア料理店だった。ミントティー、おからスパゲティ、ヨーグルトを食べる。
バルデナイ湖
食後は再び散策。湖に沿って遊歩道があり、犬を連れて散歩する人たちとすれ違いながら駅にたどり着く。最初に降りたエッセン・ヒューゲル駅の1つ先、エッセン・ヴェルデン駅だった。中央駅に戻った後、旧市街にある書店でボードゲーム売り場を見た後CDを買って帰る。土曜日のせいか、カフェからマクドナルドから、たくさんのお客さんで賑わっていた。
宿を出発して帰るまで5時間くらいの小旅行だったが、ボードゲームのことをしばし忘れて街の空気を吸うのも悪くない。次は、シュピール会場のすぐ裏にあるグルーガ公園をたっぷり散策してみたい。

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『ゆるキャラオールスターズ 日本ぶらり旅ゲーム』発売

タカラトミーは26日、ボードゲーム『ゆるキャラオールスターズ 日本ぶらり旅ゲーム』を発売した。2~6人用、6歳以上、3675円。
全国のゆるキャラやご当地の名産を知ることができるすごろくゲーム。47都道府県各地の特徴をゆるキャラや名産品を通じて遊びながら楽しく学ぶことで、知らない土地への愛着が生まれたり、日本の魅力を再発見しよう。
ルーレットでコースを進み、全員がゴールした時点での手持ちカードの合計ポイントを競う。道中には、全員参加のじゃんけんで互いのゆるキャラカードを奪い合う「ぶらりマス」、他人からのカード強奪を阻止できるアイテムや場からカードがもらえるチャンスがある「イベントマス」、手持ちのカードを賭けてルーレットを回し、成功すれば好きなカードがもらえる「おとりよせマス」などがある。
また、ゆるキャラカードと名産カードを同じご当地でそろえ、こぶしを上げて「郷土LOVE!」と宣言すると、ポイントがアップする「コンボ」が完成。この「コンボ」が後の勝敗を握るカギとなるため、コンボを狙って互いのカードを奪い合うようになっている。
ほかにも短時間で遊ぶことができる「カンタンぶらりツアーゲーム」や、ご当地のゆるキャラと名産を合わせて神経衰弱ができる「ゆるキャラペアマッチ」、名産カードを読み札にしてゆるキャラカードを探す「ゆるキャラカルタ」が遊べる。
ゆるキャラは「ゆるキャラグランプリ」で昨年選ばれた各都道府県No.1。どのゆるキャラもご当地の魅力をアイディアたっぷりに表現しており、ゆるキャラに親しむことで各地の魅力や特徴が分かるようになっている。友だち同士でお国自慢をしあったり、おじいちゃんがお孫さんにちょっとした薀蓄を披露したりして楽しもう。
タカラトミー:ゆるキャラオールスターズ日本ぶらり旅ゲーム