『こどもMBA』などを手がける学研トイズ(東京都大田区)は、地球儀「スマートグローブ」の問題の責任を取って今年3月末で解散することを発表した。
同社はこどもMBAシリーズ、『アルゴ』や『テンプラス』などのエンブレインシリーズ、脳力活性シリーズなど多数のボードゲーム・カードゲームを扱っているが、関係者によると文具・書店ルートではこれまで通り流通する見通しであるという。最新の計算ゲーム『マスビルダー』も現在書店などで入手可(→Amazon:頭のよくなるゲーム マスビルダー)。
解散の原因となった地球儀「スマートグローブ」は音声ガイド付きの地球儀として昨年発売され、1万個を売り上げた。この中で台湾が中国領になっていたことから苦情が相次ぎ、当初はメモを添付するなどしていたが販売中止。無償返却を受け付けるだけでなく解散にまで至ることになった。学研トイズでは、この製品が中国で生産されたため「表記を変更しないと日本への輸出を認めない」という中国政府の指示に従わざるを得なかったとしている。
・学研トイズ:解散に関するお知らせ(PDF)
・ZAKZAK:学研地球儀、中国圧力に屈す…台湾を「台湾島」表記
・産経ニュース:「台湾島」地球儀 学研に苦情多数 タカラトミーも販売中止に
この記事を見るにつけ、学研という会社は情けない会社だと思います。地図や地球儀はその国の対外認識を表わすものです。中国で地球儀生産すれば、台湾を中国領として表記するように強制されるなんて、普通の感覚でもわかることでしょうに。いっそのこと、子会社に責任押し付けて、問題の隠蔽を図るなんて卑怯ですね。日本の教育刷新に為にも学研そのものが解体してください。