何匹目のネコ?
カードをめくって出てきた動物が何匹目かを記録する記憶ゲーム。イタリア出版社の作品で、ドイツ語版が今年のドイツ年間ゲーム大賞の推薦リストに選ばれた。大人にはつらい記憶だが、ぎりぎり覚えられるかどうかのイイ線をいっている。
ランダムに20枚カードを取り、1枚ずつめくる。出てきた動物が何匹目かを各自のボードに記入。複数種類いるときは、合計数を書く。キツネが出てきたときは「それまでに出てきた動物の種類」を書く。ゲーム中に1回だけ、正解したら2倍の○をつけることができる。
20枚めくり終わったら、1枚ずつ確認しながら得点計算。実際の数以下ならば得点になるが、○をつけたものはちょうどでなければ得点できない。合計の高い人が勝ち。
地形によって出てくる動物が違うところが記憶の拠り所となるが、ネコはすべての地形に出てくるので数がどんどん増えていく。高得点チャンスになるとともに、間違いやすくもある。
純粋な記憶ゲームなので大人だけでプレイするのには向いていないが、イラストのかわいさもあって子どもは喜んで遊ぶもので、大人と子ども、子ども同士で遊ぶには良い。時間も短いので繰り返し遊んでいた。『デジャブ』のように、繰り返し遊ぶと記憶が混じって難易度が上がる。
Foxy
ゲームデザイン:D.スパダ/イラスト:S.タルタロッリ
ゲートオンゲームズ(2022)+ゲームファクトリー(2025)
1~5人用/8歳以上/15分