ホビージャパンは8月上旬、『インベンション:知の進化(Inventions: Evolution of Ideas)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:V.ラセルダ、イラスト:I.オトゥール、1~4人用、14歳以上、60~150分、24300円(税込)。
石器時代から現代までの発明史をテーマとしたワーカープレイスメントゲーム。『ギャラリスト』『リスボア』『カンバンEV』『ウェザーマシン』『オン・マーズ』と同様、ラセルダによるデザインでイーグルグリフォンゲームズがキックスターターを経て今春発売した(キックスターター版のアップグレードキットは含まれていない)。
各ラウンドで指定された駒をボード上のアクションスペースに配置して、発明の元となる「アイディアの提示」や実際の「発明」、世界に対しての「発明の共有」などを行い、創造点(IP)と発展タイルを獲得していく。連鎖アクションで1ラウンド中に複数の行動を取れるが、アクションスペースに配置できるのは横列ごとに1つまで。どの順番でどのようにアクションを行っていくか、計画性が問われる。
カードが発明アイデアを表しており、発明されるだけでなく、世界と共有することで効果を高めることができる。既定ラウンド数が終了すると時代が切り替わり、現代に到達した時点でゲーム終了。ゲーム中に獲得した創造点と、発展タイルから得られる創造点を合計し、勝敗を決める。
短期的な戦術を長期的な戦略に基づいて構築していくという、ラセルダが得意とするデザインで唸らせる新作ゲーマーズゲームだ。
内容物:ゲームボード 1枚、ルールブック 1冊、プレイヤーエイド 4冊、社会ボード 4枚、アクションエイドカード 2枚、クロノス駒 1個、エポック用の柱 4個、シーズン用の柱 8個、市民駒 120個、連鎖アクショントークン 12個、アイディアカード 48枚、技術タイル 21枚、文化タイル 21枚、経済タイル 21枚、富タイル 25枚ほか