サニーバードは1月5日、『ゴールドラッシュ(Goldrausch)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:R.クニツィア、イラスト:別府さい、2~5人用、8歳以上、15分、2860円(税込)。ゲームマーケット2023秋にて先行発売される。
オリジナルは1990年、ハンス・イム・グリュック(ドイツ)から発売され、第1回のドイツゲーム賞で5位になったクニツィア作品。アウト・オブ・ザ・ボックス(アメリカ)による『ゴールドディガー』(2002年)以来のリメイクとなる。キャラクターに金を割り当てて所有権を競う。
手番には山札からカードを1枚めくって場に並べるだけ。キャラクターカードならば決められた列に置き、金カードならば好きな列へ。キャラクターカードを置いたとき、その列に自分のチップを置いて所有権を主張できる。
カードが全部置かれたらゲーム終了となり、列ごとにいくら儲かったかを計算し、チップを置いている人で分け合って収入となる。これを4ラウンド繰り返して一番儲けた人の勝ち。
先にチップを置いて、その列に金カードをどんどん置いて育てていきたいところだが、あまり儲かりすぎると他の人が鉄くずカードを押し付けてくるかもしれない。しかし儲かっている列にチップを置こうにも、そのキャラクターがこないとチップを置けないから、ラウンド終了までチップを置けないままになってしまうかもしれない。チップを置くタイミングをめぐってクニツィアらしいジレンマが味わえる。
新版では全アートワークを別府さい氏が描き下ろししたほか、2人用のルールが追加されている。