公職研は8月1日、『ボードゲームが人を変える、まちを変える』を発売する。著:飯島玲生・石神康、A5判140ページ、2200円(税込)。
社会の諸問題を解決することを目的とし、国内だけで400タイトル以上もある「シリアスゲーム」のガイドブック。著者は上原一紀氏(NPO法人サービスグラント)、飯島玲生氏(エヌ・ティ・ティ・データ経営研究所)、石神康秀氏(ゲーミフィ・クリエイティブマネジメンツ)で、千葉商科大学での講義「シリアスゲームデザイン」をベースに、ゲームの活用事例や学生の作品なども紹介しながら、オリジナルゲームのつくり方を6つのステップにわけて解説する。
はじめに基礎編としてシリアスゲームの効用や活用事例を紹介した後、実践編としてシリアスゲームの作り方を「社会課題の構造化」「『テーマ』と『メッセージ』の設定」「『体験』の設計」「『場面』の設計」「プロトタイプの作成」「テストプレイの実施」というステップで説明。実際に大学講義で作られたシリアスゲームづくりを例示する。
発売にあたって8月5日、千葉商科大学(市川市)にて誰でも参加可能な「シリアスゲーム体験会」が行われる。著者が一同に会して書籍紹介を行うほか、「東京23区の政策」「地域ごとのゴミの分別の違い」「児童虐待の現状およびその解決方法」などをテーマにした5種類のゲームを体験できる。14:00~16:00、参加無料。申込みはウェブにて前日まで。