墓穴を掘るトリテ
毎回ランダムにめくられたルールで行うトリックテイキングゲーム。ドイツ人ゲームデザイナーの作品で韓国の出版社から発売された。そのルールで得点になるか失点になるかは親が手札を見て決めるところが特徴で、失点になろうものならあちこちで悲鳴があがるマゾヒスティックな展開が楽しめる。
基本は切り札なしのマストフォローで、ルールは10種類からランダムに登場する。特定のカードやスート、獲得したトリック、ペア、最後の2トリックなどが得点または失点になり、中にはいきなりゴーアウト系になるものもある。
恐ろしいのは4つのミッションを全て適用するカードで、これが失点になると回避はほぼ不可能。どれくらい傷が浅く終えられるかの戦いとなり、大失点が発生して悲鳴が上がる。「誰ですか失点にしたのは?」「自分じゃないですか!」
失点を選ぶ人が多いのはシャーデンフロイデ(メシウマ)のせいか。失点を食らったプレイヤーは挽回の得点ルールよりも、報復の失点ルールを選ぶ(そして墓穴をほって自分が失点する)ほうが盛り上がる。
Parrotdigm
ゲームデザイン:M.マチョス/イラスト:W.ギル
Playte(2021年)
2~6人用/8歳以上/30分
通販:ホヌゲームズ/ゲームストア・バネスト/JELLY JELLY STORE