今年で10回目となるカルカソンヌ日本選手権(主催・メビウスゲームズ、実行委員会)が7月3日(土)、すみだ産業会館にて開催された。コロナ禍による昨年の中止を経て、今年は14回にわたる全国各予選の成績優秀者とシード選手が参加し、望月隆史氏が4度目の優勝に輝いた。
ルールは世界選手権と同じ2人対戦。予選6ゲームの成績で上位8名が準々決勝に進出し、うち4名が準決勝、そして2名が決勝へと勝ち進む方式。決勝で近藤浩晴氏を下し、2014年、2017年、2019年に続いて4度目、2大会連続の日本一となった。
第15回カルカソンヌ世界選手権は10月16・17日(土日)にエッセン・シュピール会場内にて開催される予定。コロナ禍にもかかわらず、現在までに約30カ国がエントリーを表明している。望月氏は前回(2019年)の世界選手権で前々回チャンピオンの藤本巌郎氏と共に予選を通過したものの、準々決勝で敗退。無事大会が開催されれば、2度目の優勝を狙うことになる。
歴代日本代表の世界選手権における成績は望月隆史氏(優勝、準優勝、準々決勝進出、11位)、藤本巌郎氏(優勝、準々決勝進出)、小向真之介氏(準優勝)、村田大輔氏(5位)、月形祐輔氏(7位)、根岸丈氏(18位)、岩村響氏(25位)。国別ランキングで日本は5位。昨年からオンラインで行われているカルカソンヌ・チーム世界選手権(WTCOC)では2年連続優勝を果たしており、強豪国の地位を確固たるものにしている。