エイジオブネフティス(Age of Nephthys)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

特殊効果と手札で史料揃え

19世紀の大英帝国を舞台に、断片的な史料カードを整理して発表するカードゲーム。サザンクロスゲームズによるエイジオブシリーズ第15弾で、ゲームマーケット2020秋に発表された。ランダムに並ぶ史料カードで組み合わせを作れるかどうかは、運と共にカードのコンボにかかっている。

毎ラウンド最初に、永続効果をもつカードを手札から出す。最初は「カードを1枚多く公開できる」などだが、次第に効果を強くしたり、組み合わせを工夫したりして、史料を揃えやすくできる。

その後順番に、山札から5枚を公開して、順番に並べ、そこからカードを取る。1枚だけ取るならばどれを取ってもいいが、2枚以上取るには色が連続しているか、数字が連番になっていなければならない。獲得したカードの数だけ名声点が入り、しかもほかのプレイヤーより多く取れれば名声点を奪えるので、できるだけ多く取りたいところ。しかしそのままで運しかない。そこでポイントとなるのが手札からの付け足しと、永続効果だ。

数字が連番になっていない時、手札から抜けている数字を出すことによって連番として取れるようになる。さらに「位置を交換する」「数値を+1」といった効果を組み合わせれば、取れるカードが増える。パズル的な要素があって、たくさん取れるパターンが見つかると嬉しい。

獲得したカードは自分の前に並べておき、学会カードに一致する条件(色や数字の指定など)があれば達成して名声点が入る。学会カードはラウンドの最初から公開されているので、獲得するカードの指針にもなるだろう。こうして誰かが規定の名声点を達成したらゲーム終了。最後に隠しボーナスを加えて勝敗を競う。

全てのカードにさまざまな効果がついており、強そうに見えないカードでも意外と使い勝手がよかったりする。手札を見て、どれとどれを組み合わせようかあれこれ考えるのが楽しい。

エイジオブネフティス
ゲームデザイン・N2/監修・北条投了
1~4人用/10歳以上/30~50分
サザンクロスゲームズ(2020年)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です


The reCAPTCHA verification period has expired. Please reload the page.