2020年のボードゲームカフェ/バーの新規オープンは52件だったことが、当サイト調べでわかった。過去最高だった昨年の49件からさらに増え、コロナ禍にも関わらず高い水準を保っている。
新型コロナウィルスの感染拡大で政府は4月に緊急事態を宣言。多くの飲食店が休業を余儀なくされ、新規オープンを予定していたが延期または断念したところもあったと見られる。その後も感染拡大が収まらず、第二波、第三波といわれる中で、ボードゲームカフェも例外なく厳しい状況にある中、これだけのお店が開店したことは驚く。ボードゲームプレイスペースの新規オープンも24件とこちらも昨年の25件とほぼ同じ水準。
現在、日本国内で営業しているボードゲームカフェは213件。そのうち、約30%が東京都内、約13%が大阪府内と、東京と大阪で4割以上を占める。「テレビに小池知事が出ると、次の日にお客さんがてきめんに減る。ここまでは何とか持ちこたえてきたが、このままの状況が続くと厳しい」と都内のあるボードゲームカフェ店主は語る。
閉店件数は7件と、昨年の10件、一昨年の6件と同程度。今後の見通しは決して楽観視できないが、巣ごもり生活でボードゲームが脚光を浴びる中、情報の発信源でありコミュニティーの中核となっているボードゲームカフェやプレイスペースを、みんなで応援しよう。
・ボードゲームカフェ、営業再開と課題
・ボードゲームカフェ/バー/プレイスペースリンク集
※この記事は新規開店が分かり次第随時修正しています。
※ボードゲームカフェ:ボードゲームをメインコンテンツにしており、かつカフェ/バーを名乗っている店舗