テンデイズゲームズは7月6日、北ドイツの農場経営ゲーム『ローランド(Das tiefe Land)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・C.パーテンハイマー&R.パーテンハイマー、イラスト・A.ベークホフ、2~4人用、14歳以上、50~100分、7000円(税別)。
『テラミスティカ』『オーディンの祝祭』などゲーマーズゲームのヒットを飛ばしているフォイヤーラントシュピーレ(ドイツ)の最新作。同社の設立にも携わっているU.ローゼンベルクが監修する「ウヴェコレクション」の第一弾で、新人デザイナーのデビュー作となる。
舞台は北ドイツ。海抜の低い土地に住む農家が、洪水の危機を克服しつつ農場経営に励むボードゲーム。自らの農園を経営する一方で、プレイヤー全員で協力して堤防づくりも進める。堤防づくりは自らの利益に直結しないが、農園が大きくなるほど、水害に見舞われた際のダメージも大きくなるため、農園の運営がうまくいっているプレイヤーほど注力しなければならない。
各ラウンドは5つのフェイズで行われる。はじめに洪水カードがめくられ、洪水の危機が迫る。続いて各プレイヤーは3つの農夫コマを建物の購入、堤防の建設、柵の建設、羊の売買、資材の獲得という5つのアクションに振り分ける。農夫によって力に差があり、同じアクションでも強弱が変わる簡易アクションポイント制がゲームのエンジンである。
アクションの後、羊の繁殖や収入があり、堤防が洪水を防いだかどうかチェックする。堤防が耐えきれればボーナスをもらえるが、決壊すると農場に被害が出てしまう。こうして3ラウンド行い、羊や堤防への貢献度、建物、お金、資材を勝利点に換算して勝敗を決める。
羊の飼育と堤防づくりでどのように力を配分するかが悩ましい。豊富なタイルのさまざまな効果によって毎回戦略も変わるゲーマーズゲームだ。
・テンデイズゲームズ:ローランド