国際ゲーマーズ賞(International Gamers Awards)選考委員会は8月31日、今年のノミネート作品を発表した。昨年の夏から1年間に国際ボードゲーム市場で発売された新作の中から、アメリカ、ドイツ、オランダなど世界各国27名の審査員が選んだ作品は次の通り。
今年で18年目となるこの賞。昨年から審査員を増員し、当サイトの管理人もアジアで唯一の審査員として選ばれた。審査員は国別にするとアメリカが9名と最も多く、次いでイギリスとオランダが4名ずつ、ドイツが3名、イタリアが2名、フランス、オーストリア、オーストラリア、南アフリカ、日本が各1名という構成になっている。
受賞作は例年主要なゲーマーズゲームがずらりと並ぶ。8月に審査員が各自10タイトルを挙げ、そのうち5タイトルに星印をつける。そして星印のあるタイトルを2ポイント、無印を1ポイントとして集計し、10位(タイの場合は+α)までをノミネートとする仕組みとなっている。
一般ストラテジー部門は全13タイトル中、ドイツが5タイトル、アメリカが2タイトル、カナダ、イギリス、イタリア、ベルギー、スウェーデン、日本が1タイトルずつ入っている。日本からはOKAZU Brandの『横濱紳商伝』がノミネート入り。日本のゲームとしては初のノミネートとなっている。
昨年は各部門で『モンバサ』と『世界の七不思議:デュエル』が大賞に選ばれた。大賞発表は9月下旬の予定。
【国際ゲーマーズ賞2017ノミネート】
(一般ストラテジー部門)
オーディンの祝祭
(A Feast for Odin/U.ローゼンベルク/ファイアーラントシュピーレ)
センチュリー:スパイスロード
(Century: Spice Road/E.マツーキ/プランBゲームズ)
ファーストクラス
(First Class/H.オーレイ/ハンス・イム・グリュック)
グルームヘイヴン
(Gloomhaven/I.チルドレス/セファロフェアゲームズ)
グレート・ウェスタン・トレイル
(Great Western Trail/A.プフィスター/エッガートシュピーレ)
キー・トゥ・ザ・シティ:ロンドン
(Key to the City: London/S.ブリースデール&R.ブリーズ/R&Dゲームズ)
ロレンツォ・イル・マニーフィコ
(Lorenzo il Magnifico/F.ブラシーニ&V.ジッリ&S.ルチアーニ/クラニオ・クリエイションズ)
マジックメイズ
(Magic Maze/K.ラップ/シットダウン!)
大鎌戦役
(Scythe/J.ステグマイアー/ストンマイアーゲームズ)
テラフォーミング・マーズ
(Terraforming Mars/J.フリクセリウス/フリクスゲームズ+ストロングホールドゲームズ)
コロニスト
(The Colonists/T.プルス/ルックアウトゲームズ)
ウルムの黄金時代
(Ulm/G.ブルクハルト/フッフ)
横濱紳商伝
(Yokohama/林尚志/OKAZU Brand)
(2人用ストラテジー部門)
アーカムホラー:カードゲーム
(Arkham Horror: The Card Game/N.フレンチ&M.ニューマン/ファンタジーフライトゲームズ)
カヴェルナ:洞窟対決
(Caverna: Cave vs. Cave/U.ローゼンベルク/ルックアウトゲームズ)
ホームズ:シャーロック&マイクロフト
(Holmes: Sherlock & Mycroft/D.イバニェス/デヴィア)
サントリーニ
(Santorini/ゴード/ロクスリー)
スターウォーズ:デスティニー
(Star Wars: Destiny/C.コニエツカ&L.リッツインガー/ファンタジーフライトゲームズ)
・International Gamers Awards:2017 Nominees