ドイツ年間ゲーム大賞選考委員会は本日、ハンブルクにてドイツ年間キッズゲーム大賞(Kinderspiel des Jahres)の発表と授賞式を行った。先月ノミネートされていた3タイトルの中から、『アイスクール(Ice Cool)』が大賞に選ばれた。日本国内ではホビージャパンが日本語版を発売している。
箱を組み合わせた大きな学校の中で、ペンギンが魚を集めたり、ほかのペンギンを捕まえたりするおはじきゲーム。ペンギンのコマは起き上がり小法師になっており、はじき方次第でカーブしたりジャンプしたりもする。デザイナーにクレジットされている「ブライアン・ゴメス」は4人のラトビア人によるゲームデザインチーム名で、ブレインゲームズ出版(ラトビア)から2016年に発売されものを、アミーゴ社(ドイツ)がドイツ語版にした。
審査委員会は「アリーナを組み立てるや否や、子どもたちはどの年代でもすぐ、ペンギンを氷上で滑らせる以外できなくなる。成長曲線は大きく、練習すれば驚くべきテクニックが可能になる。このゲームでは全てがうまくいっている。ブライアン・ゴメスは独創的なゲームストーリーと、印象的な装置、細部までこだわったイラスト、チャレンジングなゲーム進行を、ひとつの理想的なアクションゲームにまとめ上げている」とコメントしている。
2001年から始まるドイツ年間キッズゲーム大賞で、アミーゴ社が大賞を受賞したのは初。授賞式に招待された「ブライアン・ゴメス」の4人と共に受賞を喜んだ。
本賞とエキスパートゲーム賞の発表と授賞式は7月17日、ベルリンで行われる。
・Spiel des Jahres:ICECOOL ist das Kinderspiel des Jahres 2017
— Spiel des Jahres (@SpieldesJahres) 2017年6月19日