アークライトは9月12日、S.フェルトの深海探検ゲーム『アクアスフィア(AquaSphere)』日本語版を発売する。2~4人用、12歳以上、100分(プレイヤー人数×25分)、5,800円(税別)。
ゲーマーに人気のデザイナー、S.フェルトが昨秋にホールゲームズ(ドイツ)から発表し、人気投票「スカウトアクション」で1位を獲得した作品。ドイツ年間エキスパートゲーム大賞は逃したものの、これから発表されるドイツゲーム賞に入賞する確率は高い。コンポーネントに言語依存はなく、英語版はホビージャパンが取り扱っている。
海中調査ステーション「アクアスフィア」の調査チームとなり、海底に眠る新種のクリスタルの回収・解析・研究を行う。最新モデルの探査ロボット・通称「ボット」をプログラムし、効果的に使わなければならない。謎の深海生物タコポッドの妨害を排除し、最も成果を上げるのは誰か。
プレイヤーはそれぞれ、エンジニアと科学者の2つのコマを駆使し、アクションを予約・実行していく。ただし、自分の手番中にそのどちらかしかできず、また1ラウンドに予約できるアクションは限られている。状況を確認しながら効率的にアクションを予約・実行できるかが、勝利へのカギとなるだろう。タイムラグのあるボット操作のままならなさが、深海探検の雰囲気をよく表した一作だ。
・アークライトゲームズ:アクアスフィア
・TGiWレビュー:アクアスフィア