奈良のボードゲームサークル「komakiss」は本日より、未発表カードゲーム『三千世界の烏を殺し、主と朝寝がしてみたい』の製品化プロジェクトをクラウドファンディング「Campfire」で立ち上げた。9月17日までで、目標額は30万円。
ゲームマーケットの出展を目指すアナログゲーム好きの夫婦が立ち上げたプロジェクト。ゲーム好きが高じて自作するようになり、試作品の中から評判のよかった作品をプロジェクトにかけた。
『三千世界の烏を殺し、主と朝寝がしてみたい』は高杉晋作の言葉から取ったタイトルで、遊郭の客となって、烏をほかの客に押し付けたり、三味線を使って殺したりしていく。鳥が鳴いたら帰らなければいけなくなり脱落。最後まで鳥が鳴かなかった客が勝つ。木製のゲームボードには花魁の描かれており、時間の経過が表される。
出資受付は500円からで、3000円以上で、目標額を達成した場合に製品がリターンされる。実際の送金は期日後、目標額を達成した場合のみなので、出資の応募段階では支払いの必要がない。
国内のクラウドファンディングでのボードゲーム・カードゲーム製作は株式会社人狼のオリジナル「人狼」制作プロジェクトと、アルハラシステムズの『オトーリバース』ぐらいしか例がなく、未発表の作品は初。代表のろい氏は「ボードゲームとクラウドファウンディング。どちらも日本ではマイナーな存在です。その両方にまたがることをやって、少しでも裾野を広げられればと考えています」という。
・Campfire:カードゲーム「三千世界の烏を殺し、主と朝寝がしてみたい」製品化プロジェクト
・ペンとサイコロ:ボードゲームをクラウドファンディングで商品化する!