溜めすぎて自滅
ボールが転がる坂道で、マーモットのウッドチャックを真っ先にゴールさせるゲーム。ボールがどこからどこに転がるか分からない。
坂道の上に5つのボール穴があり、上から銀のボール(岩)を入れる。ボール穴はそれぞれ途中で二手に分かれており、片方が塞がっているため、だいたい2分の1の確率で出てこない。手番には3個のボールを入れて、穴から出てきた分だけマーモットを進める。
ボールが出てきても途中にいくつか分岐点があり、ときには移動中のウッドチャックにぶつかって止まることがある。これがチャンスで、止まって溜まっているボールの数だけ進む数が増える。
したがって、自分のウッドチャックがいるあたりを狙ってボールを落とすのが基本。ただし、ボールが4個以上溜まると、ウッドチャックは岩の重さに耐え切れなくなったことになり、少し戻らなくてはならない。
さて、ボール穴に入れたとき落ちて来なかったものはどうなるかというと、ウッドチャックがラッパのマークを通過するたびにゲートを開ける。するとそれまで溜まっていたボールが一斉に落ちてくる。いきなりたくさん進めるようになるウッドチャックがいる一方、4個以上溜まって落ちていくものも。
自分のウッドチャックは2匹おり、両方を先にゴールさせたほうが勝ち。どちらを進めたほうが得か、よく考えよう。
長男の友達が遊びに来たときに出したところ、長男が気に入って、短期間で繰り返し遊んでいる。ゲートを開けて一気に落ちてくるのを気に入っているようだ。狙って落とす、先に進めるという戦略は教えなかったが、だんだん気付いてきたようで、子供たちが勝つことも多い。
Das groß Kullern
B.ヴェーバー、J.P.シュリーマン/ラベンスバーガー(2011年)
2~4人用/6歳以上/20~30分