ニュルンベルク国際玩具見本市は、毎年2月にドイツで開かれるおもちゃのショーです。ボードゲームの分野では、大手出版社がファミリー向けの新作を発表します。今年は1月30日から2月4日まで、6日間にわたって開催されます。
当サイトでは、ここで発表される予定の新作を、出版社ごとに紹介します。邦題は直訳で、日本で発売されるときには別のタイトルになる可能性があります。
★お城の幽霊ヒューゴ(Hugo – Das Schlossgespenst)
W.クラマー作、2~8人用、7歳以上、30分。
『ミッドナイトパーティー』のリメイクです。舞踏会に訪れた紳士淑女を、おばけが追いかけます。ダイスでオバケの目が出るたびにオバケが地下から出てきます。階上に現れたら、部屋に逃げ込みましょう。オバケに捕まったら、地下牢に閉じ込められて恐怖ポイントを受け取ります。しかし自分の番には、地下牢から脱出することができます。オバケは建物を一周するたびに足が早くなり、捕まりやすくなります。7周して朝になるか、誰かの恐怖ポイントが46点になったとき、恐怖ポイントの最も小さい人が勝者です。
★クレイジーラボ(Crazy Lab)
G.モラレス、J.ジェネ作、3~5人用、10歳以上、20分。
トリックテイキングゲームです。10枚の手札を見て、各自、自分が点数になる色を選びます。選ばなかったカードは一緒にして混ぜ、毎回その中から切り札の色が決まります。全員1枚ずつカードを出して強い人が総取りしますが、1枚のカードには複数の色で数字が書いてあります。10トリックを行った後に、得点になる色の数字を合計し、失点になる色の数字を引いて、合計の多い人が勝ちます。
★ボクのどうぶつ(Alle meine Tiere)
R.シュタウペ作、2~6人用、6歳以上、15分。
動物カードを3×3枚の列に並べます。自分の番になったら、大きさ、重さ、絶滅危惧種か否か、単独で行動するか群れで行動するかのカードが指示されます。並んでいる動物の中からタテ・ヨコ・ナナメに、条件に合うようにカードを置きます。動物カードの裏には体長、体重などのデータが書いてあり、めくって答え合わせをして、当たっていればもらえます。先に5枚集めた人の勝ちです。
★オバケの塔(Gespensterturm)
H.マイスター作、2~6人用、5歳以上、20分。
オバケの子供たちを時間までに探す協力ゲーム。1人1枚ずつタイルをめくっていって、同じオバケが3枚揃えばお部屋に返すことができます。揃っていないと時計が5分進みます。時計は22時からスタートし、24時になるまでに全てのオバケを揃えて見つけなければなりません。見つけられなければ全員の敗北になってしまいます。
★ボクの子ガモ(Alle meine Entchen)
H.マイスター作、2~4人用、3歳以上、10分。
子ガモたちがレースをしています。並んでいる池タイルから、一番後ろにいる子ガモのタイルをめくります。当たったら、タイルをもらってその子ガモは先頭に行きます。外れたらタイルはもらえず、裏返して次の人の番になります。こうしてタイルを一番多く集めた人の勝ちです。
★クッデル・ムッデル(Kuddel Muddel)
H.シャフィール作、2~4人用、5歳以上、15分。
3つのアイテムが書かれたカードを裏返しにしてテーブルに広げ、全員同時に1枚ずつめくっていきます。前にとったカードと同じアイテムがあるカードのみ取ることができ、取ったら並べて次のカードを探します。7枚のカードが揃ったら、中央のベルを押しましょう。間違っていなければ、そのカードをもらえます。最後にカード枚数が一番多い人が勝者です。
★セット(Set)
M.J.ファルコ作、1~8人用、8歳以上、20分。
3枚のカードに共通する色、形、模様、数をいち早く見つけて言い当てるパターン認識ゲーム。1988年に発売されて以来、ロングセラーを続けています。ドイツでは、2005年のラベンスバーガー版以来8年ぶりの再版となります。
★ザクティカ(Xactika)
M.J.ファルコ作、2~10人用、12歳以上、45分。
『セット』の会社がリリースした派生作品のトリックテイキングゲーム。オリジナルは2002年に発売されています。カードには1~3個のシンボルが4種類ついており、最初に出す人が「丸が3こ」などと指定します。その条件に合うカードのうち、数字の最も大きい人がトリックを取ります。