国際ゲーマーズ賞(International Gamers Awards)選考委員会は9月21日、先月ノミネートしていた作品の中から大賞を選出した。先週発表されたドイツゲーム賞よりもさらにフリーク好みの賞が選んだ今年のベストゲームは『エイジ・オブ・インダストリー』だった。
『エイジ・オブ・インダストリー』はイギリスのデザイナー、M.ワレスが『ブラス』をリメイクした作品。産業革命の初期、職人から機械へと急速に移り変わる中、資源を手に入れ、加工し、ネットワークを使って運ぶ。
ワレスの作品が同賞に選ばれるのは2004年の『蒸気の時代』に続き2回目。また今年のノミネート作14タイトルには、『エイジ・オブ・インダストリー』のほかに『ウェンズリーデイルへの最終列車』と『帝国の夜明け』が入り、ワレス人気を物語っている。
ワレスの作品は通常ツリーフロッグ社で限定販売されているが、近年は他社からメジャーデビューするケースも少なくない。『エイジ・オブ・インダストリー』はアメリカのメイフェア社が扱っている。国内では、テンデイズゲームズとプレイスペース広島が輸入している。
もうひとつの2人用ゲーム部門は、オバマ対マケインの選挙戦をテーマにした『キャンペーン・マネージャー2008(Campaign Manager 2008、リンク先はゲームストアバネスト)』が選ばれている。
・International Gamers Awards:2010 Winners