エレメンツ、再版します。(B2FGames LLC.)
先日、チェコのボードゲームを独自輸入、販売にこぎつけた東京・立川のゲームショップB2Fゲームズが、今度はドイツのカードゲーム『エレメンツ』を再販するというビッグニュースが入った。
『エレメンツ』は手札から少しずつカードを出してスリーカードやフラッシュなどの役を作るドイツのカードゲーム。少しずつ出していくというところがポイントで、大きな役に見せかけたり、弱い札で油断させたりといった心理戦も楽しめる。当サイトの紹介はこちら。
発売が1997年で、もう10年も前になる。それにメーカーのアドルング社の製品は日本であまり流通しておらず、絶版になった後はヤフオクなど入手経路が限られていた。そんな中、B2Fゲームズが作者のM-A.カサソラ氏に直談判し、リリースにこぎつけたというのは快挙以外のなにものでもない。
同じように絶版になったゲームを日本で再版したケースとしてはオフィス新大陸が『ボードゲームキングダム』の付録にしたR.クニツィア氏の『ゼロ』などがあるが、海外版権の取得が難しいことや、国内流通していると再版してもあまり売れないなどの事情があってなかなか実現しないのが現状だ。その点、内容のわりに知名度が低い『エレメンツ』は、B2Fゲームズの目のつけどころが素晴らしい。
4月8日、ゲームマーケットからの発売を予定しているという。この機会に未プレイの方はぜひ手に入れよう。