ドイツ市場に比べればまだまだ及ばないものの,アメリカのファミリー系ボードゲームも勢いを増してきた感じがする。とはいえ、デザイナー名が明示されていないゲームには信頼をおきにくい。というわけで、注目されるのは入手が難しかった絶版ものと、ドイツゲーム界でも名を知られたデザイナーの新作ということになる。
絶版リメイクではクニツィアのハニーベアーとラー。ハニーベアーはフェイス2フェイスだから、日本語訳が付くだろう。新作ではクニツィアのポイズン、百獣の王、ダブルオアナッシング。
とここまで書いて気がついた。クニツィア多すぎ! リメイク新作あわせて12タイトルもあった。アメリカ在住のムーン(6タイトル)が遠く及ばないとは、これはどうしたことか。チグリス&ユーフラテスとフィレンツェの匠がいまだ根強い(ボードゲームギーク Top50)ことから、クニツィアはドイツ人よりもアメリカ人に受けるのかもしれない。「クニツィアめ?」とか皆で言いながら。
このあたりアメリカは、フリークによって市場が牽引されているのを強く感じる。さすが総人口2億8千万の国、フリークだけでもその数は尋常ではない。