サンファン、カタン、たぶらか〜日本語版続々登場

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日  メビウスゲームズは今年の5月に、プエルトリコのカードゲームサンファンを完全日本語版で発売すると発表しました。昨年のゲームパーティと今年のゲームマーケットで試作品が提供した上での、満を持しての発売となります。ドイツで生産されますが、テキストはすべて日本語で埋め込まれる「ドイツ産日本語パッケージ」としては不二商以来久々の作品となり、これから同じような生産体制が続くのか、非ドイツ圏でドイツゲームがどのように展開するのかを計る上で大きな鍵となりそうです。

 またカプコンは、新たに2つのタイプのカタンを発売することを発表しました。ポータブルカタン(仮)は折りたたみ可能、マグネット採用で旅行などに気軽に持って行くことができます。1,280円という低価格も魅力。4月16日発売の予定です。スタンダードカタン(仮)はこれまで発売されていたカプコン版からボードを大きくし、マップを組み替え可能にしてオリジナル版に近づけたもの。航海者などへの拡張性が期待されます。価格も初版よりずっと抑えた3,600円で4月16日発売予定。3回目となる世界選手権日本予選も無事開催される見通しで、大手主導によるボードゲームの火が途絶えずに続いたことは朗報です。

 さらにイエローサブマリンはヒュドラに続くフーゴ・ハル氏の新作たぶらかを発売したことが明らかになりました。ジジ抜きを高度に発展させて、ブラフと推理のゲームに仕立て上げた手軽なカードゲームです。水道管を高度に発展させたヒュドラと同様、PRをほとんど行っていないこととコスト面からコンポーネントをチーパス級にしていることもあって知名度は低いですが、遊んだ人からは高い評価が出ており、シリーズ化が期待されます。なお、ヒュドラについてもルール改訂やカードコーティングを施した第二版が同時発売されました。

 新年度を前にしてにわかに活気を帯びてきた日本のゲーム製作。ゲームマーケットでの同人ゲーム発表も含めると今年も面白い一年となりそうです。

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