先月に募集しました第5回ボードゲーム川柳大賞の選考が終わりましたので、結果を発表いたします。今回は前回の1108首を超える1752首と、多数のご応募を頂きました。ありがとうございます。
選考は酢豚さん(豚の鳴き声)、タナカマさん(テンデイズゲームズ)、ふうかさん(ふうかのボードゲーム日記)、メビウスママさん(メビウスゲームズ)、渡辺範明さん(ドロッセルマイヤーズ)、当サイト管理人おので行いました。各自、大賞としてふさわしいと思うものを20首と、個人賞として1首を選び、票数の多かったもの・同票の場合はより上位に挙げられたものを大賞、次点を入賞としました。なお、純粋に川柳の出来で選考できるよう、作者名を伏せて審査しています。
受賞者の方には順次、副賞の贈呈につきましてメールかツイッターのDMで連絡を差し上げますので、ご返信をお願いします。また、入賞作品は当サイトのトップページに年間通してランダム表示されますので、その味わいをお楽しみ下さい。
大賞
擦り切れた カードタイルに 思い出が(ボドゲ好きカレー屋)
入賞
こだわりは 昔は「勝ち」で 今は「価値」(バンちゃん)
嫁の風邪 ここが点数 稼ぎ時(月並いおり)
ジョーカーを 温存し過ぎて 役目来ず(にーな/Nina)
「ブームなの?亅 妻の視線が やや軟化(ニョッキ)
棚よりも 気になる妻の 許容量(ハイライフ)
メビウスママ賞・テンデイズゲームズ賞(ダブル受賞)
得意げに 彼もダイスも 振る娘(しげのり)
評:潔さを感じるお嬢さんの様子がとてもクールでカッコ良く感じました。今時の女子は何事も自分で選別して勝ち取っていくという強さを感じるライフスタイルの様です。そんないまどき女子の潔さとボードゲームの感覚を上手に17音に読み上げた1首だと思います。(メビウスママ)
恋人同士、夫婦間を主題とした川柳が多数見受けられましたが、そんな中、一番ウィットに富んでいたのが、こちらでした。この川柳のこの子は、きっとゲームも強いんじゃないでしょうか。(タナカマ)
酢豚賞
アレックス ガンダムじゃないよ ランドルフ(シン・エモン)
評:両方知ってる人がゲーム界隈で少なくなってる気がしますが、それはそれでカジュアル層が入ってきてるってことだし、いい傾向なので良しとする!「キモヲタが おなごかこんで 卓変えず(オフ会王さん)」も自分に刺さりつつパンチがあって割と好きです。
ふうか賞
ゲーム棚 落ちてたコマに 『君の名は?』(たなやん)
評:ふとした時に思わぬところから出てくるコマ。答えてはくれないけれど、ついつい尋ねてしまいますね。昨年の流行語を上手く取り入れていると感じました。
ドロッセルマイヤーズ『HYKE』賞
半年後 遊びたくなる ゲームかな(太陽皇子。)
評:確かにそんなゲームが一番いいゲームなんじゃないかと思いました。一見ものすごく普通のことを言っているようで鋭い!
Table Games in the World賞
君の名を 知らず同卓 もう五年(ナフタレン)
評:よく一緒に遊んでいるのに、しかもアフターで食事まで行ってるのに、本名どころかハンドルネームすら知らないこと、確かにありますね。今さら聞けないもどかしさが伝わってきます。