ホビージャパンは6月末、カードとダイスをドラフトするファンタジーゲーム『十二季節の魔法使い(Seasons)』日本語版を発売する。レジ・ボネセー作、2~4人用、14歳以上、60分、6300円。
昨秋の英語版が発売されて以来、ボードゲーム愛好者のみならずTCGプレイヤーからも人気を集めている作品。ファンタジー世界の王国の偉大なる魔法使いになるべく、伝説の「十二季節の魔法試合」に挑む。試合ではほかの誰よりも多くの魔力を集め、使い魔を召喚し、魔法の道具を創造することでクリスタル(勝利点)を集めよう。
最初にパワーカードを、ほかの対戦相手と同時にドラフトで選ぶ。パワーカードは戦略に関わるだけでなく、組み合わせによって思わぬ相乗効果があるので、先を見据えて選ぶ必要がある。次の魔法試合でも、今の季節に対応するダイスを振って、手番プレイヤーからドラフトする。季節によって手に入る魔力の種類は異なり、またクリスタルに変換するレートも異なる。
システム上はダブルドラフトとリソースハンドマネジメントを組み合わせ、テーマとしても美しいアートワークと幻想的な世界観が魅力的な作品だ。