イモムシが地中をずんずん
先月末に発表されたドイツ年間キッズゲーム大賞のノミネート作品。今年のノミネート3タイトルは、スライドゲーム(Schiebespiel)という共通項がある。これまで磁石のギミックを使ったゲームが多く受賞してきた同賞の新機軸だろう。
イモムシがレースをするが、コースはほとんどが地下。途中でどのイモムシが先に顔を出すか予想して、早くゴールを目指そう。
各コースにイモムシの頭タイルを入れてスタート。自分の番にはダイスを振って、出た目の色のタイルをコースに押しこむ。その分だけ、イモムシの頭が奥に進んでいくという仕掛けだ。出口から最初に顔を出したイモムシの勝ち。
タイルは色によって長さが異なり、赤タイル6cmから青タイル1cmのどれが入るかはダイス次第。一番長い赤タイルを入れると、イモムシがずんずん進んでいって気持ちいい。
ダイスを振る前に、途中の窓でどのイモムシが先に顔を出すか予想できる。手持ちのお花とイチゴタイルを、予想するコースに置き、当たればすぐに自分のイモムシにつなぐことができる。予想するには、これまで入ったタイルを覚えておく必要があり、ちょっとした記憶も求められる。
妻と子供たちとでプレイ。妻のダイス目が冴えまくっていて1位。長男は予想を当てて善戦したがいま1歩及ばなかった。私はダイス目も悪く予想までハズレて最下位。
上の蓋を外すと、こんな風になっている。ちゃんと地中のイラストになっていて、ミミズがいたりと細かい。終わってから中身を見るのも楽しい。
Da ist der Wurm drin
C.クライナート(Carmen Kleinert)/ツォッホ出版(2011年)
2〜4人用/4歳以上/15〜20分
国内未発売