秋葉原ゲーム会04/05/27

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自宅ゲーム会04/05/27

自宅で家族と優雅な時間を過ごす。ゲーム仲間と遊ぶときはマイナーなゲームを選択しがちだが、ここぞというときには知識を総動員して安心して遊べる面白いゲーム、評判の高いゲームを出す。普段からゲームを吟味しておくのは、まさにそのためだと思う。ゲームを普段全くしない人に「教えてくれるゲーム、いつも面白いね」と言われると嬉しい。

投扇興スティッキー

投扇興(Tosenkyo or Fan-Tossing / Anonymous / Bunsendo)

投扇興 扇を的に投げてその美しさを競う日本の伝統遊戯。昨年のゲームオリンピックで種目になってから、ボードゲーム愛好者への知名度が急速に上がったものと見られます。かくいう私も、カワサキさんの日記ケイさんのホームページ、そこからリンクされている投扇興研究室を読んでいるうちに遊びたくなりました。そこでお店を見て、浅草の文扇堂へ。
 投扇興は面白い、燃えるということはだいぶ広まっているようですが、一番のネックは21,000円という値段です。ひと箱ひと箱違う、美しい模様が描かれた枕と呼ばれる木の箱がその値段の大部分を占めます。的となる蝶、扇が5本、銘定表(得点表)、遊び方のしおりがセット。この値段は相当買うのを躊躇わせますが、お店に入ってお香のいい匂いをかぐと不思議と覚悟が出ました。枕、蝶、扇子はそれぞれ好きなものを選ばせてもらえます。
 さて家に帰って早速練習。はじめは全く当たりません。柄のところをもって投げますが、ふわっと一回転するために狙いが定めにくいのです。そこでリリースポイントを工夫してみたり、力の入れ方を工夫してみたり。ついつい没頭してしまいました。そのうち少しずつですが蝶に当たるようになってきます。当たったときの嬉しさ、そしてとんでもない高得点の銘が生まれるのではないかという期待。これは、はまります。結局初日は「夕顔」5点と「行幸」4点(写真)が最高。源氏物語からとった銘も風情があって素晴らしいと思います。また枕や蝶の色彩、そして扇が蝶に当たったときの鈴の音など、視覚・聴覚を楽しませてくれるのもすばらしいです。
 いくつかの流派がありますが其扇流では家元が市川團十郎氏で、段位認定や大会などもあり、奥の深い世界です。こうした周辺の広がりがある伝統遊戯ということで、幅広い世代に訴えるものがあると思います。老人会、教育現場、地域イベントなどで導入しやすい、限りない潜在性を秘めていると見ました。
 ところで、市川團十郎といえば成田山です。私的な話になりますが私はここの仏教研究所にお世話になっていたので市川家との縁はよく聞いていました。投扇興を通してまたひとつつながりができたようです。もうひとつ、投扇興の大会が行われる伝法院は、私の恩師である上村勝彦先生のお寺ということで親しんでいました。仏教が私と投扇興をつないでくれたのでしょうか。これを機に、いろいろなところに紹介していきたいです。

スティッキー(Zitternix / H.Meister / Haba, 2000)

スティッキー スティックを崩さないようにリングから抜いていくアクションゲーム。子どもゲームの大家マイスターの作品で、毎年数多くのゲームを発表しているハバ社の中でもロングセラーになっています。ゆうもあのゲーム会でも好評を得ており、プレイ頻度が高いゲームです。末原さんのご長男が2歳2ヶ月で遊んだという報告を聞いて、2歳1ヶ月の長女に遊ばせてみました。

 まず赤・青・黄色の太さが異なるスティックを、リングに通してテーブルにたてます。そのままリングを振るとスティックがばらけて安定します。これだけでも美しいオブジェですが、ここから1本ずつ、スティックを抜いていきます。抜く色はサイコロで決めます。
 スティックを抜いたときに崩れなければセーフ。バランスが崩れて倒れたらアウトです。2歳そこそこでも遊べるというのは、これだけのルールだからです。

 サイコロを振らせて、「青だねー、じゃあ青を抜いてみようか」と促します。色の名前は分かっているのですが、別の色も抜いてしまうことも。そういうときはサイコロの色を抜くまで続けさせます。慎重に抜いていく妻に対して、娘は堂々と抜きます。ところが崩れません。結局4本まで残ったところで、娘が崩しました。ガシャーンと音がするのでちょっと悔しそう。でも、堂々と抜いていく度胸に「ゲーム的には負けた気がする」と妻。
 崩れそうなところを抜いてもリングが踏ん張って崩れないのが面白いところ。昔砂場で遊んだ棒倒しを思い出しました。子ども的には、「壊れやすいものを大事にする」という教育効果があるのかもしれないなあと思ったところです。

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