シュピール’13:ハンブルク(2)
ハンブルク駅前に泊まって2日目、朝食バイキングで優雅な朝を迎える。同行していたふうかさん、karokuさん、神尾さんとおしゃべり。ドイツのホテルは、チーズやハムの種類がたくさんあるのがよい。
中央駅から地下鉄で10分ほど、昨日船で通った倉庫街の一角にミニチュアワンダーランドがある。ペガサスシュピーレが昨年発売した『ワンダーランド』(TGiWレビュー)は、ここのグッズとして発売され、館内のショップで販売されている。
いくつかのエリアに分かれて展示されている。こちらは入ってすぐにあるスイス
昨日見てきた倉庫街の模型も。ハンブルクコーナーにて
ミニチュアをよく見るといろいろなところで事件が起こっている。ハンブルクの大火
スカンジナビアコーナーでは、本物の水を張って大型客船を浮かべる
中央管制室があって、スタッフが常時鉄道模型の運行状況をチェックしている
ディテールに凝りまくった展示にもうアドレナリンが出まくり。飲食を忘れて2時間ほど見入った。
さて、ワンダーランドを出るとすぐわきに「ハンブルク・ダンジョン」というお化け屋敷を発見。入ってみることにする。
魔女裁判やハンブルク大火、ペスト流行など史実に基いて、各部屋で紛争した役者が寸劇を見せるという仕組み。ドイツ語でまくしたてられてもよく分からなかったが、来場者をいじったりするので笑えるところもあった。床が揺れたり、最後にフリーフォールがあったりと恐いアトラクションも。来場時と、フリーフォールで写真を撮ってもらえる。
それから恒例、ハンブルク市内のボードゲームショップめぐり。シュピールプラッツという玩具店と、そのとなりのカールシュタットというデパートの玩具売場を見る。もうすでにコスモスやアミーゴの新作が並んでいる。エッセンではたくさんの新作が発表されるので、先行販売で買ってもらうチャンスを増やす作戦なのだろうか。
中央駅に戻ってホテルでスーツケースを受け取り、残った時間にビールとソーセージを食してエッセンに出発。季節はずれの温かさで、外で飲食するのが気持ちいい。
『ブラッドバウンド』日本語版、11月23日発売
アークライトは11月23日、正体隠匿系のカードゲーム『ブラッドバウンド(Blood Bound)』日本語版を発売する。K.クレンツァー作、6~12人用、14歳以上、30分。2730円。
ファンタジーフライトゲームズ(アメリカ)が今月発売したばかりの作品。プレイヤーはヴァンパイアとして2チームに別れ、敵対チームのボスを倒すべく争う。
キャラクターカードがプレイヤーにランダムに配られるが、最初は誰がボスなのか、さらには誰が自分と同じチームなのかも分からない。自分の番にはほかのプレイヤーをナイフで刺すか、ほかのプレイヤーにナイフを渡すかの選択を行うだけ。刺されたプレイヤーは傷を負い、自分の正体を明かす手がかりを1つ公開する。誰かがナイフで刺す選択をしたとき、ボスを守るため刺されるはずのプレイヤーをかばうこともでき、各プレイヤーの正体が徐々に明らかになっていく。
日本語版が出ている『レジスタンス』『悪魔城への馬車』と同様、最後まで脱落者を出さずに楽しめ、ブラフよりも推理に重きをおいたゲームだ。
・アークライトゲームズ:ブラッドバウンド完全日本語版