ニュルンベルク2008新作情報

ニュルンベルク2008新作情報

ニュルンベルクロゴシュピール・エッセン国際ゲームフェアと並んでドイツゲーム最大の催し物であるニュルンベルク・国際玩具見本市の2008年は2月7日から12日までです。ドイツゲーム新作のほとんどは秋のエッセンと新年のニュルンベルクで発表され、年間ゲーム大賞、ドイツゲーム賞は前年のエッセンと当年のニュルンベルクで発表されたゲームの中から選ばれます。エッセンが一般愛好者のお祭りであるのに対し、ニュルンベルクは業界関係者だけの催しとなっています。各メーカーとも発表数はエッセンよりずっと多いので、注目度も高いです。
 このサイトでは、海外の各サイト(Spielbox、Poeppelkisteなど)の紹介から、ニュルンベルクで発表される予定の新作紹介を翻訳します。中には噂の域を出ないものもあり、メーカーの事情によって、ニュルンベルクに間に合わないものもあります。ゲーム名は仮訳で、日本で発売されるときには別になるかもしれません。

更新履歴:1月8日ハンス・イム・グリュック、1月15日ハンス・イム・グリュック、1月22日アレア、アミーゴ、1月27日アバクスシュピーレ、1月28日ウィニングムーヴス、ツォッホ、2月2日クレメントーニ、エッゲルトシュピーレ、ラベンスバーガー、イスタリ、2月3日ドライマギア、コスモス、パーカー、ファランクス

主要メーカーの動向

  1. ABACUSSPIELE アバクスシュピーレ:大賞作のシリーズアクアレットほか
  2. alea アレア:ペリカンのカードゲーム魔法にかかったみたい!
  3. Amigo アミーゴ:エルハルトのボードゲーム恐竜探偵ほか
  4. Clementoni クレメントーニ:ロッシのギズボーン
  5. Drei Magier ドライマギア:ブラフゲームサメアラーム、タイル配置ゲームセレンディピティ
  6. Eggertspiele エガートシュピーレ:レースゲームチェンジホース
  7. Hans im Gluck ハンス・イム・グリュック:社長のストーンエイジ郵便馬車カルカソンヌの拡張ほか
  8. Kosmos コスモス:文学シリーズ地底探検ほか
  9. Parker パーカー:デザイナーゲームシリーズ第3弾デウカリオン
  10. Phalanx Games ファランクス・ゲームズ:ブラジル人作スルタンほか
  11. Queen Games クイーンゲームズ:モダンタイムのリメイクバタヴィア
  12. Ravensburger ラベンスバーガー:クラマーのブロックス、カサソラのミイラの呪いほか
  13. Schmidt シュミット:イージープレイシリーズビッグポイントほか
  14. Winning Moves ウィニングムーブス:ブラジル人によるヴィネタ
  15. Ystari イスタリ:ポーションのメトロポリス
  16. Zoch ツォッホ:じゅうたんを敷き詰めるズライカチーズのお城拡張ほか

海外事情トップページ

ABACUSSPIELE アバクスシュピーレ

アクアレットアクアレット(Aquaretto)
昨年の年間ゲーム大賞『ズーロレット』の続編。M.シャハト作、2~5人用、10才以上、45分。シリーズになっていますが、拡張ではなく単独で遊べます。
シャチ、ペンギン、シロクマ……水族館に海の動物たちを集めて観客を増やします。手番には例によって動物タイルをめくってトラックに積むか、トラックを取って動物を水族館に入れるか、タイル配置を替えて模様替えするかのいずれかを行います。今度のボードは大きな池になっていて、取った動物をどこにでも置けますが、違う種類の動物は1つ離して置かなければなりません。よく考えて置かないと池はあっという間に場所がなくなってしまいます。置く場所のない動物はマイナスポイント。同じ動物のペアを置くと子どもが生まれるルールもあり、計画性が問われます。
また池がある程度の大きさになるとお金と世話係が手に入ります。世話係を上手に配置することで、さらに得点が増えるでしょう。

上海人(Shanghaien)
R.パレックとM.シャハトによる2人専用ダイスゲーム。8才以上、20分。
2人の船長が上海で船員を取り合います。中央に6色の船員カードが並んでいます。手番には2つのダイスを振って好きなほうを選び、対応する船員か特殊能力を使います。これを交互に繰り返し、最後に色別に数を比べます。多いほうが少ないほうの枚数だけ得点し、得点の合計で勝敗を決めます。2つのダイスからどちらを選ぶか、運だけではない駆け引きを楽しめるでしょう。

alea アレア

魔法にかかったみたい魔法にかかったみたい!(Wie verhext!)
A..ペリカン作(『魚河岸物語』)のカードゲーム。3~5人用、9才以上、45分。難易度は10段階で2とされています。発売は3月中旬の予定。
プレイヤーはドルイドや助手などの役割を次々と交替します。でもそれぞれの役割が実際に使えるかどうかは分かりません。というのも誰かの手番が終わってから、よりよいカードに交換するからです。みんなが望むけれど自分の利益は少ない役割を選ぶか、利益は小さくとも確実なものを取るか常によく考えなければなりません。他人の不幸を喜び、ブラフをかけられるシンプルで面白いゲームです。

Amigo アミーゴ

恐竜探偵恐竜探偵(Dino Detektive)
D.エルハルト作のボードゲーム。2~4人用、8才以上、60分。
考古学者と助手、そして犬のチームで化石の発掘に向かいます。まずダイスで指定された場所に化石チップを裏にして並べ、次に移動カードを出して各チーム現場に行き、そこにある化石チップを取ります。犬はほかのチームの考古学者や助手から化石を横取りします。化石チップは何枚か集めると一体の恐竜になり、恐竜の大きさに応じて得点が入ります。誰かが規定点に達したらゲーム終了で、得点の最も多い人が勝ちです。
シックスシックス(Six)
M.プリンツ作のダイスゲーム。2~5人用、8才以上、6分。
1~18のカードから各自3枚を表にしておきます。砂時計をひっくり返し、筒で隠したらゲームスタート。1~3個のダイスを振って、合計の目と同じ数字のカードが場にあったら、最初に見つけた人がもらいます。自分の番に砂時計がなくなっていると思った人は筒を開けて確かめます。砂時計がまだなくなっていなかったら筒を開けた人が、もうなくなっていたら前の番の人がペナルティーでカードを捨てます。3ラウンドに獲得したカードの合計で勝負します。
ピングーパーティピングーパーティ(Pingu-Party)
R.クニツィア作の子ども向けカードゲーム。2~6人用、6才以上、15分。ファンタジーフライトから発売されている『ペンギン』のカードゲーム版です。
ペンギンカードを並べてピラミッドを作っていきます。上に乗せられるのは下の階層と同じ種類のペンギンだけです。横にも広げられますが1段目は最大8枚までです。最初に手札を使いきった人はチップを2枚捨てられ、使い切れなかったペンギンがある人はその分だけチップをもらいます。プレイヤー人数だけラウンドを行って、チップが最も少なかった人の勝ちです。
このほかに缶入りの★エルフェンランド10周年記念版、カードゲームサイズに変えた★7つの印の再販、子ども用カードゲームの新作があります。

ホルス(Horus)
J.ヴァネーゼ作、2~4人用、10才以上、60分。
タイルを並べながら陣取りをするゲームです。『カルカソンヌ』のように袋からタイルを引いて並べ、自分のコマを置いて領有を主張します。タイルは4種類の地形と川からなり、地形を広げたり川で区切ったりしながら土地を広げます。
『カルカソンヌ』との違いはタイルを半分ずらして並べてもいいところです。これによって複雑な地形が生まれる可能性があります。また隣接するタイルによって土地の肥沃度が変わるので、得点が増える土地を作れるかがポイントとなります。

Clementoni クレメントーニ

ギズボーンギズボーン(Gisborne)
C.ロッシ(『アルケミスト』)によるボードゲーム。3~5人用、8才以上、30~40分。
18世紀末、ヨーロッパの航海者がニュージーランドに上陸し、開拓を始めました。難しい地形をくぐって反対側の海岸まで道を通し、ほかの人の行動にうまく乗っかって価値の高い地形を作ります。
手番には金のカード、銀のカード、銅のカードを出して移動します。金のカードはたくさん移動できますがカードの補充ができません。反対に銅のカードは少ししか移動できませんが2枚補充できます。ボードはタイルを組み合わせてコースを作り、ゲームが進むにつれて先が追加されます。鬼が出るか蛇が出るか、それはめくってみてのお楽しみ。スピードをうまく調整して、高い勝利点を狙いましょう。
カードやチップを入れておく箱は組み立て式の立体になっています。

Drei Magier ドライマギア

サメアラームサメ警報(Hai-Alarm!!!)
A.ヴレーデ、C.カンツラーのカードゲーム。2~5人用、8才以上、15分。
ゲームにはサメカードとイルカカードの2種類しか使いません。各32枚、64枚でブラフゲームを楽しめます。勝つ方法は3つ。最初に7匹のイルカを集めるか、サメカード3枚でアラームを鳴らすか、アラームの後に自分のイルカがどこにいるか当てるかのいずれかです。

セレンディピティセレンディピティ(Serendipity)
M.エッター作、2~6人用、6才以上、30分。
はじめ91枚の六角タイルが裏になって並んでいます。裏にはいろいろな色の花が隠されています。1枚ずつめくって並べ、自分のエリアで同じ模様をできるだけ広げます。タイトルの「掘り出し物上手」が示すとおり、偶然の要素を楽しむゲームです。

Eggertspiele エッゲルトシュピーレ

チャンジホースチェンジホース(Change Horses)
B.ホワイトヒル作のレースゲーム。2~5人用、8才以上、30~45分。
各自最初に非公開で配られた色の馬を、レースで最下位にすることを目指します。2色のカードを全員出してから馬を進めます。ただし奇数の数字の馬だけが進み、表になっているカードが偶数なら進めません。カードの出方によって進み方が変わる中で、戦略的なカードプレイが要求されます。もし自分の馬が気に入らないならば、変更もできます。

新天地ノイラント(Neuland)
T.シュターペルフェルト、P.エッゲルト作のボードゲーム。2~4人用、14才以上、100分。
2004年にエッゲルトシュピーレの最初の作品としてエッセン国際ゲーム祭に出展されたゲームのリメイクです。当時は300個の限定販売で、エッゲルトシュピーレも無名だったことからあまり話題にはなりませんでした。新天地に建物を作って文明を築き上げます。肉を作る、木を切る、羊毛を刈る、鋼を作る、剣を作るなどから10まで行動を行うことができますが、かかる時間がそれぞれ違います。時間の少ないアクションを行えば手番が早く戻ってきます。でも時間の少ないアクションは効果も小さいかもしれません。
六角形の地形(森・草原・山)を舞台に、建物を活用しながら生産の仕組みを作って勝利点を獲得します。空いた建物は誰でも使うことができます。しかし長く使っていると産品を取られてしまうので、やがてまた空けなければなりません。

Hans im Gluck ハンス・イム・グリュック

ストーンエイジストーンエイジ(Stone Age)
M.トゥメルホファー作。2~4人用、10才以上、60~90分。このデザイナーは『サンクトペテルブルク』の作者でもありますが、ハンス社社長B.ブルンホファー氏の偽名で知られています。
ここは石器時代。どうすれば自分の種族を一番早く増やせるでしょうか。土地を開拓し、獲物を集め、家を建てる。それには道具が必要です。狩りや採集の成否を決めるのは5つのダイスです。でも運ばかりのゲームではありません。リソースを注意深く集めて効率よく使う人こそが、自分の種族に繁栄をもたらせるのです。
第1フェイズでは民族を森や家、鉱山などに配置します。次に第2フェイズでそれぞれの場所で狩りや交換、採掘を行います。そして第3フェイズでこれらの材料を使って民族を養い、成長させていきます。厳しい時代を効率よく乗り切る人が勝者です。

空中庭園(Die hängenden Gärten)
台湾人のディン・リーによるカードゲーム。2~4人用、8才以上、45分。
アッシリア女王セミラミスの庭職人となって、花咲き乱れる美しい庭を造ります。8×8のマスに、上手にカードを配置し、上手な組み合わせができるとボーナスチップをもらうことができます。でもすばらしいモチーフでも常に絵柄が合うとは限りませんし、思い通りに模様を大きくできるとも限りません。神殿を建設するタイミングも難しいでしょう。全てが分かるのはボーナスチップの組み合わせで勝敗が決まる得点計算のときです。ファミリー向けの洗練されたゲームです。

郵便馬車:全ての道はローマに通ず郵便馬車拡張2:全ての道はローマに通ず(Thurn und Taxis – Alle Wege fuhren nach Rom)
K&A.ザイファルト作、2~4人用、10才以上。昨年発売された北部マップと同様、遊ぶには基本セットが必要です。
4つのボーナスアクションを選択するたびに、対応するチップを取っていきます。チップがなくなったとき、たくさん取っている人(そのアクションを多く使った人)にボーナスがあります。
また、5つの馬車が各国からローマをめざしてスタートします。これらの馬車に乗っている乗客を郵便網を使って送り届けなければなりません。

カルカソンヌ追加キット -伯爵、王、一味-(Carcassonne – Graf, König und Konsorten)
箱には第6拡張と印刷されていますが、小箱も含めると通産10番目の拡張になります。
これまで小箱で発売されていた「キング&スカウト」、「伯爵」、「河川II」をまとめ、さらに修道士から得点を奪う新しい地形「祭事場」を含む新タイルが入っています。

Kosmos コスモス

地底探検地底探検(Reise zum Mittelpunkt der Erde)
R.ドーン作、2~4人用、10才以上、75分。
コスモスの文学ゲームシリーズ。今回はたびたび映画にもなった古典SF小説を題材にしました。主人公のリーデンブロック教授、甥のアクセル、アイスランドの案内人ハンスの3つのコマでアイスランドにある火山の火口から地底に行きます。深い森、巨大キノコ、地底海を発見し、火山の爆発で地上に投げ出されます。化石や海底人も見つかるでしょう。装備品をうまく使い、課題を一番よく達成した人がこの冒険に勝利します。

ケルティス(Keltis)
R.クニツィア作、2~4人用、10才以上、30分。
クニツィアの新作大型ボードゲームは4人用『ロストシティ』と表されるゲームです。カードを1枚自分の前に出してその色のコマを進め、カードを1枚引くというのを繰り返します。ゲーム終了時にコマの位置によってその色の得点が決まります。

トレド(Toledo)
M.ワレス作、2~4人用、10才以上。
鋼と宝石を集めて剣を作るゲーム。『ケイラス』と反対に街の下手から自分の建物を並べていきます。ここにほかの人が止まってアクションをしてくれたら自分にも報酬が入ります。目的はゴールのお城に着くまで、たくさんの剣を作り出すことです。

オントップ(On Top)
G.ブルクハルト作、2~4人用、8才以上。
ひし形のタイルを並べて自分の色の陣地を増やすゲーム。手番にはひし形のタイルを1枚引いて並べます。角にはいろいろな色がついており、並べると交差点が円形になります。争うのはこの交差点で、1番割合の多い色が交差点を制したことになり、その色のコマが目印としておかれます。2番目、3番目の色があるとその下にコマが置かれ、得点が増えます。ところが1位タイの場合は誰も得点できません。

クロマニオン(Cro-Magnon)
O.メシア作、2~12人用、10才以上。
お題をさまざまなかたちで表現し、当ててもらうことで進化するゲームです。クロマニオン人の進化は4段階に分けられます。最初は粘土をこねって形を作り、当ててもらう段階。次はジェスチャー。それから基本単語だけ使用を許された言葉による説明。そして最後はスケッチ。限られた言葉による説明が、カタコトで楽しいです。

砂漠王国にて(Im Reich der Wusstensöhne)
K.トイバー作、3~4人用、10才以上、50~60分。昨年発売された2~4人用のエントデッカー「玉の王国にて(ImReich der Jadegottin)」の続編。
最初は縦横に走る十字のタイルからスタートします。好きなところに移動して、タイルを引き絵柄が合えばオアシスを広げられます。そのオアシスにキャラバンを置いて占拠し、産出されるアイテムを獲得して得点にします。アイテムの得点もゲーム中に変えられるようになっており、たくさん集めたからといって高得点になるわけではありません。

頭脳絶好調ミニ(Einfach Genial – BMM)
4人まで遊べるクニツィアのパズルゲーム『頭脳絶好調』のポータブル版です。

星のしっぽ(Sternenschweif)
M.ブラント、I.ブラントのボードゲーム『魔法の変身』(8才以上)。G.ブルクハルトのカードゲーム『夜の飛行』(7才以上)が発売されます。

Phalanx Games ファランクス・ゲームズ

スルタンスルタン(Sultan)
A.ザッツ、S.ハラバン作(『手荷物検査』)のカードゲーム。2~5人用、8才以上、30分。
王様が一人娘の婿探しをしています。たくさんの応募者から選ぶためにテストをすることにしました。それは同じ金額のお金をもってバザールにやり、最も美しく高価な宝石を持ち帰ることです。プレイヤーは花婿候補となってスルタンの目にかなうような商いを目指します。
※この作品はファランクスゲームズの発売が中止になり、別メーカーを探しています。

向こうの国向こうの国(Weites Land)
K.J.ヴレーデ作のボードゲーム。
アメリカの東岸に着いた開拓者たちが、隊列を組んで西部へと進んでいきます。開拓地・農地・工場を建てるためによい場所を取りましょう。建設には先住民のインディアンとの戦いがあり、要塞や軍隊も配置しなければなりません。

黄金時代黄金時代(Goldene Ära)
L.コロヴィーニ、G.バウのボードゲーム。
17世紀オランダがテーマ。シミュレーションゲームではありません。5~6月に発売予定。

Parker パーカー

デウカリオン(Deukalion)
デザイナーゲームシリーズとして『冒険者の谷』と『オリゴ』に続く3作目となるのはA.シュタインヴェンダーとW.レープシッツ作のボードゲームです。2~4人用、10才以上、プレイ時間45~60分。
ギリシャの海を舞台に、ペルセウス、デウカリオン、アキレス、ヘラクレスとなってゼウスから託された使命にそって航海し、開拓し、宝を取り、恐ろしいヒドラを倒します。

Queen Games クイーンゲームズ

バタヴィア(Batavia)
D.グリム、G.レヒトマン作、3~5人用、10才以上。
ジャンボの『モダンタイム』のリメイクです。変更点はタイルは10枚が表になっており、少し進むごとに5枚ずつ表になる点。適度に先が読めるようになり、戦略性が高まりました。

Ravensburger ラベンスバーガー

ブロックスブロックス(Blox)
W.クラマー、J.P.グルナウ、H.ラッガン作のボードゲーム。2~4人用、10才以上、45分。
『マンハッタン』のようにカードを出して自分の色のビルを積み重ねていきます。戦略とカード運で価値の高いビルを自分のものにするのは誰でしょうか?

ミイラの呪いミイラの呪い(Fluch der Mumie)
M.A.カサソラ作のボードゲーム。2~5人用、8才以上、30~45分。
ミラミッドの奥深くへ、勇敢な探検家たちが隠された財宝を探しにいきます。でもまさかミイラが襲ってくるとは思いませんでした! 1人がミイラ役になり、残りのプレイヤーが探検家になります。ボードを立てて両面からマグネットを付け、位置を探りあいます。ミイラが探険家を捕まえたら地下牢送りです。記憶とブラフをうまく使って、ミイラに捕まらないようにピラミッドから脱出しましょう。

ウサギとハリネズミウサギとハリネズミ原典版(Hase und Igel)
D.パーレットのボードゲーム。1979年に最初のドイツ年間ゲーム大賞を受賞しました。アバクス社からレーサーウサギのデザインになった新版が発売されていましたが、このたび原典版のデザインで再販されます。イラストはほぼ原典版と同じで、サラダマスがスタートから10マス目に移動したり、スペシャルカードを完全に作り直したりと内容を改訂しています。スペシャルカードは手持ちのニンジンの数だけに影響を与え、前にいるか後にいるかで損得が変わるものだけになりました。

ボクらの世界ボクらの世界(Unsere Welt)、★ウマとポニー(Pferde und Ponys)、★インディアン(Indianer)
G.バース作の子どもゲーム。1~4人用、4~7才、15~20分。
バナナはどうして曲がっているの? 砂漠にも子どもは住んでる? イグルーに住んでいるのは誰? 知識、記憶、運でチップを集めます。各ボードにつまみがついており、これを回して答えを出します。

勝利への道拡張2(Verflixxt hoch2!)
W.クラマー、M.キースリング作。2~6人用、8才以上、30~40分。
勝利への道(くそったれ)の2番目の拡張。移動をダイスからカードに変えることで運の要素を減らしたり、リスクタイルでプラスかマイナスの賭けをしたりするなど、4つのモジュールが入っています。基本セットに入れて遊んでもいいですし、第1拡張の4つのモジュールと自由に組み合わせて遊ぶこともできます。

Schmidt シュミット

イージープレイとして4タイトルを発表します。

ビッグポイント(Big Points)
B.ディット、W.ディット作、2~5人用、8才以上。
クニツィアの『ツタンカーメン』のようにコマを取りながら進んでいきます。ただしどの色を進めてもよいところが特徴です。同じ色まで進むことができ、止まったマスの前後のいずれかのコマを取ります。最初にゴールに着いた色はコマひとつにつき4点になりますが、先に着くにはコマの数が少なくなってしまい、トータルで勝てるとは限りません。

ドラゴンダイス(Drachen Wurf)
W.パニング作、2~6人用、8才以上。
ドラゴンが描かれた特殊ダイスをジャラーッと振って、数を満たせばドラゴンを手に入れることができます。手に入れたドラゴンは、同じ色や全色セットなど役を作ることで得点。難しい役ほど得点が高いです。場に並んだドラゴンを取ることもできますし、ほかの人が取ったドラゴンを横取りすることもできます。1周のうち、横取りされなかったらやっとドラゴンを確保します。

城壁の国(Burgen Land)
W.レーマン作、2人用、8才以上。
3つのダイスを振り、出目を組み合わせて城壁タイルを取って並べます。同時に王冠マーカーが移動し、時折得点計算が起こる。得点計算では指定された色で多いほうが自分のコマを進め、王座に近づいていきます。相手のほうが城壁が長い色では得点計算を起こさないように選ばなければなりません。

フィニート!(Finito!)
H.コマレル作、2~4人用、8才以上。
ランダムに出てくる番号タイルを、運と勘で降順に並べ替えるのが目的です。1~12の番号タイルのうち、3枚だけをランダムにめくります。20面ダイスに、1~20の数が書かれたボードが対応しています。ダイスの出目で指定された場所に、3枚のタイルのうち1つを置きます。そしてまた次のダイスロール。こうしてランダムに自分のコマを並べていき、最終的にタイルがすべて降順に並べば勝ちです。

Winning Moves ウィニングムーブズ

カルタヘナ3カルタヘナ3:黄金の島(Cartagena – Die Goldinsel)
R.ドーンのボードゲーム。2~4人用、10才以上、45分。
カルタヘナシリーズの第3作。第1作で砦から脱出し、第2作でアジトに帰った海賊たちは、このゲームで新たに旅立ちます。酒場で手下を集め、島カードを集めて掘り当てる権利を手に入れます。

ヴィネタヴィネータ:北方のアトランティス(Vineta – Atlantis des Nordens)
F.オンサ、M.ギブリン、M.ミヤジのボードゲーム。2~6人用、10才以上、45分。
バルト海に浮かぶ伝説の街ヴィネタをテーマに、ブラジル人のデザイナーコンビがゲームを作りました。プレイヤーは怒れる神々となって、この街を住民もろとも海に沈めてしまいます。そのために呪文で高波を起こします。ところが街の一区画だけは救いたいと思っていて、その住民は沈没から守らなければなりません。高波を上手に操り、アクションカードも使った神々の戦いを制するのは誰でしょうか。

Ystari イスタリ

メトロポリス(Metropolys)
S.ポーション(『イスファハン』)作、2~4人用、8才以上、30~60分。
天空の都市の建築士となって建築競争を繰り広げます。街区や駅に番号のついたコマを好きなところに置いて、競りをはじめます。ほかの人は隣り合うところにより高いコマを置いて競り上げます。番号の一番大きいコマを置いた人がそのエリアに建物を建て、ほかの人の建物は手元に戻ります。誰かのコマが全部置かれた時点でゲーム終了となり、得点の高い人が勝ちです。
ルールを簡単にした家族向けバージョンと、建物の高さも競うエクスパートバージョンがあります。

Zoch ツォッホ

フラッデラダッチフラッデラダッチ(Fladderadatsch)
J.ゼメの子どもゲーム。2~5人用、5才以上、20分。
鳥類学者になって飛ぶものをできるだけたくさんレンズに収めます。牛や馬の糞をかわして、お目当てのものを見つけ出すには記憶力が大事です。

ズライカズライカ(Suleika)
D.エルハルト作、2~4人用、8才以上、10~20分。
ギガミック社の『マラケシュ』のリメイク。ダイスでコマを移動して、自分のじゅうたんを敷きます。ほかのじゅうたんの隣に敷くには、持ち主にお金を払わなければなりません。じゅうたんの上にじゅうたんが重ねられていきます。最後に自分の柄が一番多く見えている人が勝ちです。

チーズのゴンゾラ(Cheesy Gonzola)
J.P.シュリーマン作『チーズのお城』の拡張。『チーズのゴンゾラ』、『三角柱のチーズ塔』、『ベルトコンベア』、『食糧貯蔵庫』の4つがセットになっていて、自由に組み合わせることができます。5人までプレイ可能になります。

にわとりのしっぽ記念版(Zicke Zacke Hühnerkacke Jubiläumsausgabe)
『にわとりのしっぽ』は発売10周年を迎えました。これまでに70万個売れるヒット作になっています。今回の記念版では野球帽からトサカがはみ出した生意気なニワトリが登場します。

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