ドイツゲーム界の最大のお祭りであるエッセン・国際ゲームフェアが今年も10月18日から4日間にわたって行われます。エッセンは2月のニュルンベルク・トイフェアと並んで数多くの新作ゲームが発表され、会場は大いに賑わいます。
ここでは、spielboxの紹介から、日本でもなじみぶかい主要メーカーについて翻訳し、どのような新作が出るかを見ていきたいと思います。ゲーム名は仮訳で、日本語訳が後に出るときには別になるかもしれません。
主要メーカーの動向
Adlung アードルング| alea アレア| Amigo アミーゴ| Bambus Spieleverlag バンブス・シュピーレ| Don & Co (ギプフ)| Doris & Frank ドリス・フランク| Eurogames ユーロゲームズ| franjos フランニョス| Goldsieber ゴルトジーバー| Haba ハバ| Hans im Glueck ハンス・イム・グリュック| Kosmos コスモス| Queen Games クイーン・ゲームズ| Ravensburger ラベンスバーガー| Winning Moves ウィニング・ムーブズ| Zoch ツォッホ
Adlung アードルング
★「アリバイ(Alibi)」
「メルヘンの森で(Im Maerchenwald)」が今年の年間子供ゲーム大賞ノミネートに選ばれたマルクス・ニキシュ作.プレイヤーは目撃者となって犯人の証拠を集め,アリバイを崩します.1ラウンドには4人の容疑者カードが表になります.プレイヤーは順々に男女・体型・服装・凶器などの証拠カードを出していき,犯人が特定された時点でその犯人についてあてはまる証拠カード1枚につき1点ずつもらいます.最後の決定的な証拠を出したプレイヤーにはボーナスがあります.またスペシャルカードとして犯人が無罪になるアリバイカード,証拠を隠滅するワイロカードがあります.
★「カラフルクマさんと仲間たち(Buntbaer & Co.)」
ベルンハルト・ネーゲレとカルシュテン・アドルンクによる子供ゲーム.2~4人,3歳以上ですが7歳くらいの大きな子供でも楽しむことができます.動物たちが色を困っています.色をつけてあげてください.動物の全ての色を見つけてあげたら,点数になります.色ごとに並べていくという簡単なバリアントから,全部裏返して色をあてていくという難易度の高いバリアントまで各種用意されています.
★「ポンペイ(Pompeji)」
フランク・ブラント作.地震で破壊されたポンペイの街を再建するゲームです.建物を建てながらにぎやかな通りを作っていきますが,突然火山が噴火して地の底に沈む危険があります.手番には1枚ずつ建物カードを並べて通りを形成していきます.通りに同じ色の建物が連続すれば,高得点になります.彫像カードはどの色にもなります.建築許可カードを使うと手番外にも建設することができます.山札には火山噴火カードが2枚入っており,1枚目が出たらそれ以上カードを引かないという選択ができます.2枚目のカードが出たらゲーム終了です.この時点で手札のカードはマイナス点になります.
★「ケープからカイロへ(Vom Kap bis Kairo)」
「マニトウ」のギュンター・ブルクハルト作.アフリカを縦断してカイロにいたる鉄道を建設します.路線は競りで買いますが,競り上げすぎると線路を引いて機関車を走らせるお金がなくなります.プレイヤーは各色の機関車と炭水車をもちます.まず場に地形カードが並べられ,競りが始まります.最も高い値をつけたプレイヤーから地形カードを取り,自分の路線に並べます.つぎに山札から線路カードを引いて線路を建設します.厳しい地形ほどたくさんの線路が必要となり,お金もかかります.サバンナを渡るには6タイルですが,川を渡るには10タイルも必要です.鉄道を引いたら機関車を進めます.8枚目の地形カードまで機関車を進めたプレイヤーが勝利します.
★「ヴィンハルト(Winhard)」
エルヴィン/ライハルト・ピフラー作.冬眠を前にして木の実を貯蔵庫に集めるゲームです.テーブルの中央には樹木カードがあり,ここに木の実が並んでいきます.各プレイヤーはゴミ箱をもちます.各プレイヤーにナッツカードを4枚ずつ配り,残りに突風カードを混ぜておきます.手番には4アクションポイントを使って樹木にナッツを出し入れしたり,他のプレイヤーに賭けを挑んだり,ゴミ箱に捨てたりします.樹木には昇順・降順に出し入れするという決まりがありますが,突風が吹くと逆順になります.手札を全てなくしたら点数になり,新たにナッツカードを引きます.4枚の突風が出た時点で冬が来てゲーム終了です.
alea アレア
★「プエルトリコ(Puerto Rico)」
「マンハッタン」のA.ザイファルトによる12歳以上、3~5人用のゲームです。プエルトリコの島でプランテーションを作り産品を輸送します。同時に街にいろいろな建物を建てて役立てます。戦略性が重視されており、ルールの難易度はアレア独自の基準で10段階中5*とされています。例年のようにエッセンで発表、ニュルンベルクで発売になりますので今回は入手できません。
→アレアのページ
*参考 アレアによる難易度設定:「ラー」4、「タージマハル」5、「フィレンツェの匠」6、「貴族の務め」5、「ジェノバの商人」5、「ワイアットアープ」2、「ロイヤルターフ」1
Amigo アミーゴ
★「ハイムリッヒ&コー(Heimlich & Co)」
W.クラマー作、1986年のゲーム大賞受賞作「アンダーカバー」のリメイクです。(リオグランデ版”Spies,Incorporated”)
★「ガルゴン―支配のアムレット―(Gargon -Das Amulett der Macht)」
「ジェノバの商人」のR.ドーンによるカードゲームです。プレイヤーは魔法使いとなっていろいろな空想上の生き物を捕まえます。
★「闇の領主(Fuerst der Finsternis)」
「アムレット」で今年大賞の最終ノミネートになったA.R.ムーンとA.ヴァイスブルムのゴールデンコンビによる傑作、「ナイト・オブ・ザ・レインボウ」のドイツ語版リメイクです。5色のカードをたくさん集め、点数を稼ぐか全員敵を倒すことが目的というところまでは同じですが、新しく「チャレンジカード」が加わりました。
★「ハイボーン(High Bohn)」
U.ローゼンベルクの「ボーナンザ」の拡張版で、昨年ルックアウトゲームズより限定版で発売されましたが、今回はアミーゴからデビューです。ルックアウトゲームズでは今年も限定版「ムタボーン(Mutabohn)」(写真左)を発売します。9月10日までローゼンベルクにメールすれば予約することができます。
★「グニューミーズ―いなくなったら泣くよ(Die Gnuemies – Wehe, wenn sie losgelassen)」
「ウサギとハリネズミ」の作者D.パーレットの新作です。グニューミーズとは世界を旅するパーティーが大好きな生き物です。プレイヤーはグニューミーズとなってパーティーにお客様を集めます。素敵なパーティーができたら勝ちです。(写真はリオグランデ版)
★「直滑降―雪男スラロームinヒマラヤ(Schussfahrt – Yeti-Slalom im Himalaya)」
新人R.メンツェルのゲームです。イラストは「ボーナンザ」のB.ペアトフトが担当します。カードを使ったスノーボードのチーム合戦ですが、雪男を出して邪魔することもできます。(リオグランデ版”TheYeti Cup”)
Bambus Spieleverlag バンブス・シュピーレ
★「カナロア(Kanaloa)」
「カフナ」の作者ギュンター・コルネット作の少々重めの戦略ゲーム。舞台は「カフナ」と同じ、南洋に浮かぶ12の島です。ハワイの神話に伝えられている海と嵐の神カナロアをはじめ、戦いの神クー、火の女神ペレ、平和の神ロノ、太陽と水の神カネーが登場します。プレイヤーは5人の神々に庇護を求めて捧げ物をしながら、魚を探して島々を船で移動していきます。2~4人、60~120分。木製のコマのつくりがすばらしいそうです。
★「ゴッド(Gods)」
ミヒャエル・シャハト作、12歳以上、2~4人用、45分。大洪水の後神々が大地を新しく作っていきます。いろいろな民族を使って開拓し、寺院をつくって信仰を集めます。72枚のヘックス(寺院24、部族32、荒地11、追加アクション2、嵐2、ゲーム終了1)、勝利ポイントカード20、エネルギークリスタル50、ゴッドマーカー60がついて、たったの5.95マルク(約300円)!その秘密は、コンポーネントにあります。自分で切り離して厚紙に貼り付けて使うようになっているのです。グラフィックはハンス・ユルク・ブレームが担当。
★「王と枢機卿カードゲーム(Kardinal & Koenig – das Kartenspiel)」
ミヒャエル・シャハト作。11歳以上、3~5人、45分。スマッシュヒットになった「王と枢機卿」のカードゲーム版です。3種類の得点元など、ボードゲーム版のシステムを継承しつつ、法律ボードや予約コマといった新しい要素が盛り込まれました。また、ザクセン、ハンガリー、デンマーク、カスティリアの4地方が新たに加わります。カード56枚、予約コマ15、法律ボード8、得点ボード1で「ゴッド」と同じく5.95マルクです。
Don & Co NV (K.ブルム)
★「ドボン(DVONN)」
ギプフ、タムスク、ゼヘツと続いたブルムのギプフプロジェクトでしたが、アブストラクトが受けないためかシュミットが敬遠し、第4弾はブルム自身の会社からです。ゲーム時間は30分、価格は50マルク。3つの赤いドボンゴマと、白黒23ずつのコマを使います。自分のコマが上になるようにしながら積み重ねますが、ドボンコマからつながっていなければなりません。つながっていなければゲームから取り除かれます。最も高い山を作ったプレイヤーの勝ちです。
★「ギプフセット2(GIPF Set 2)」
現在製作中ですが、エッセンに間に合うかは不明です。
→ギプフ・コム
Doris & Frank ドリス&フランク
★「原始地球(Urland)」
ドリス&フランクを一躍有名にした「原始スープ」に似たタイトルですが、生物の進化というテーマが共通しているだけで全く別物です。脊椎動物が水中から出て陸上に増えていきます。
卵、 翼、 筋肉、耳、 体温などの遺伝子が大きな役割を果たします。エボ(EVO)と似ていないでもありませんが、ドリス・マテウスのイラストが楽しみです。3~5人用、60~90分、英語版も同時発売されます。
Eurogames ユーロゲームズ
★「マンモスの谷(Das Tal der Mammuts)」
B.ファイドゥッティの作品。フランス語版はすでに出ていましたが、ドイツ語版で登場です。
★「サバンナ・カフェ(Savannah Cafe)」
フランス人の作品。7歳以上の2~4人用。約35マルク。サバンナはたいへん暑く動物はみんなのどが渇いています。カフェへの競争です。各プレイヤーは3頭の動物をもち、どれかが一番最初にカフェに入るようにします。ルールは簡単ですが運の要素はあまりない戦略レースゲームです。
★「犬の生活(So ein Hundeleben)」
フランス人による易しいルールのファミリーゲーム。12歳以上の2~6人用。約60マルク。プレイヤーは犬になって骨を集めます。最初に4つの骨を縄張りに持ってきたプレイヤーの勝ちです。骨はレストランのゴミ置き場からや飼い主からのご褒美としてもらいます。縄張りを作って敵を邪魔したり、骨を奪ったりします。
★「盗賊の王様(Der Koenig der Diebe)」
M.シャハトの「円卓の騎士(Tafelrunde)」のリメイク版「ドラコ&コー」。M.シャハトがB.ファイドゥッティとゲーム大賞の受賞祝賀会で知り合いになり、意気投合して一緒にリメイクに取り掛かることにしたそうです。シャハトはフランス語が話せず、ファイドゥッティはドイツ語が話せないので英語で会話しました。3~6人用、30~45分。
→フェドゥッティのHP
★「フォーミュラ・デ記念コース(Formula De Jubilaeumskurs)」
フォーミュラ・デ発売10周年を記念して11月末に記念コースが発売されます.
franjos フランニョス
★「貨物急行(Frachtexpress)」
2000年にアメリカでゲームズマガジンの「ベストファミリーカードゲーム」に選ばれた「ヘルレイル(Hellrail)」のドイツ語版です。鉄道で魂を地獄にを運ぶゲームです。カードを置いて鉄道網を敷いたり、機関車で貨物列車を走らせたりします。1998年にアメリカで発売され、1999年に2~4人用に拡張されました。
Goldsieber ゴルトジーバー
★「銅やかんカンパニー(Kupferkessel Companie)」
G.ブルクハルト作の8歳以上対象2人用ゲーム。「イシス&オシリス」と同じ箱構えで、コスモスのようなシリーズになるのかもしれません。材料を集めて価値の高い飲み物を醸造します。材料は14種類あり、同じものを3枚以上ずつ集める必要があります。また材料はアクションカードとして使うこともできます。8歳以上を対象としていますが、子供用ゲームではなく、ファミリーゲームです。
★「バチカン宮殿(Der Vatikan)」
M.シャハトのヒット作「王と枢機卿」の拡張版です。ゴルトジーバーのブースで無料で(なくなり次第終了)配布されるということです。
Haba ハバ
★「ベツレヘムの星(Der Stern von Bethlehem)」
クリスマスの夜、キリストの誕生に向けてみんながベツレヘムの馬小屋に集まってきます。聖母マリアとヨセフ、3人の王様、羊飼いと家畜をサイコロで動かしていきます。M.ニキシュ作。
★「モンスター・スペシャル(Monster Speziale)」
モンスターに手伝ってもらいながらピザを集めていくゲームです。暗算と記憶の練習をします。
★「キケリキ(Kikeriki)」
子供の入門用にもふさわしい易しいサイコロと記憶力のゲーム。H.マイスター作。
★「ぜったい怪しい!(Hochst verdachtig!)」
6歳以上。M.ルードヴィヒ作。手先の器用さとサイコロ運も使って泥棒を捕まえるゲーム。うまくいったらご褒美がもらえます
★「トラクターレース(Trecker Rennen)」
木のトラクターコマを使ったレースゲーム。
★「蚊を恐れず(Mut zur Mucke)」
それぞれK.ルーバー作。それぞれ5匹の蚊を担当して、サイコロと木のチップを上手にはめて蚊から象を作ります。
Hans im Glueck ハンス・イム・グリュック
★「ゴミとカネ(Muell & Money)」
新人ヴレーデのカルカソンヌで大賞を受賞したハンス・イム・グリュックですが今度もユルゲン=シュトロームという新人を起用しています。プレイヤーは企業家となって産業廃棄物をうまく処理します。時にはリストラをしたり、最新テクノロジーを導入したりしながら、ゴミの量を最大限に減らし、産業とゴミ処理のバランスが整った企業経営をすることをめざします。アクションカードを使って材料を購入し、注文を実行し、リストラをしながら企業の健全化を目指しますが、その際に出る産業廃棄物には責任を取らなければなりません。ゴミを軽んじていると企業生命に関わります。12歳以上、2~5人用、45~60分。
★「カルカソンヌ拡張・川(Der Fluss)」
大ヒット作カルカソンヌの拡張タイル12枚のセットです。川タイルはプレイ開始前に並べられ、都市開発の障害になります。カルカソンヌとシュミット・シュピーレのブースで無料で(なくなり次第終了)配布されるということです。
Kosmos コスモス
★「指輪物語―敵たち―(Der Herr der Ringe: Die Feinde)」
クニツィアの異色作「指輪物語」の拡張です。基本セットでは4枚だった冒険ボードに追加で2枚の冒険ボード(ブリー村とアイゼンガルト)と、30枚の敵カードが入っています。拡張ボードではBreeから始まりますが、いきなり戦闘があります。指輪を守りながら次々に現れる敵を倒して進まなければならず、難易度が上がります。合計6枚でプレイすることもできますし、ボードをスキップしてプレイすることもできます。「指輪物語」と同じくクニツィアがデザイン、ジョン=ハウがイラストを担当します。
★「小さなホビット(Der kleine Hobbit)」
指輪物語の主人公フロドの養父にあたるビルボのエピソードを題材にした子供・家族向けのゲームです。ドラゴンの宝を盗むためにホビットたちが山をめざします。サイコロを振って移動し、それぞれのマスの指示に従ってガンダルフカードを集め、経験を積んでいきます。力をつけたらドラゴンの山に挑戦します。20面体サイコロを振って、経験ポイントがそれを上回れば宝石を獲得します。デザイナはかつてのウィザーズ・オブ・ザ・コースト社のミヒャエル=シュテアン、キース=メイヤーです。
★「指輪物語―仲間たち―(Der Herr der Ringe: Die Gefaerten)」
ラベンスバーガーから同名で発売され、混乱がありますが、こちらはボードゲームです。クニツィア版の拡張ではなく、別物です。3~4人のホビット(フロド、サム、メリー、ピピン)が敵を倒しながらMordorをめざします。ダイスを振って移動力と戦闘力を決めます。移動して敵に出会ったら戦います。勝てば勝利ポイントになりますが、負ければ後退しなければなりません。協力して倒せば確実ですが、その分勝利ポイントは減ってしまいます。TMチーム(トイバー、ミューラー、リュッケ、ノイゲバウアー、グルーバー)の考案です。
★「カタンカードゲームCD-ROM(Catan – Das Kartenspiel auf CD-ROM)」
1:1対戦になったカードゲームのPC版です。オンライン対決もできるようになっています。これで秋に大規模なオンライン大会が行われる模様です。
★「カタンの宇宙船(Sternenschiff Catan)」
「カタンの宇宙船団にいた2人の宇宙飛行士が再び宇宙船で漂流し、未知の宇宙空間にやってきました。故郷へ帰る方法もわからず、宇宙船の性能もそれほどよくありません。その上資源も危機状態で、船倉にあるのはわずかばかりの交易品…」こうして宇宙の冒険が始まります。はじめにプレイヤーが持っているのはレーザー1基、エンジン2基、それにセンターと燃料か石炭を産出するコロニーだけです。交易をしてコロニーを建設しなければなりません。また宇宙海賊と戦ったり、タスクを達成したりなければなりません。カタンの開拓宇宙編と同じ題材の、2人用カードゲームです。両プレイヤーは宇宙船の装備を増やしていきます。各ラウンドはコロニーから資源を得て、カードをめくります。めくれる枚数はエンジンの性能とサイコロによって決まります。カードでは資源を売買、交易したり、宇宙海賊に出会ったり、惑星を見つけたり、タスクを達成したりします。センターでは相手からカードを奪うなどの特殊能力が得られます。また、はじめに両プレイヤーは「ある惑星に交易品を届ける」などの3つのタスクを課せられ、達成すれば勝利ポイントになります。交易種族とより多く交易を結んだプレイヤーにもボーナスの勝利ポイントがあります。コロニー、センター、タスク、交易によって勝利ポイントが先に10点になったプレイヤーが勝利します。
ボード版よりも手軽で、ルール説明を入れても90分、慣れれば1時間ほどでできます。
Queen Games クイーン・ゲームズ
★「大西洋の星(Atlantic Star)」
1997年に出たD.ヘーン,B.ヴェーバー作「ショーマネージャー」のリメイク版です.もとは「プレミア」というタイトルでdbシュピール社から出ており,クイーンゲームズで「ショーマネージャー」と改題して発表した訳ですが、今回のリメイクはタイトルだけでなく、テーマも変更になっています。
Ravensburger ラベンスバーガー
★「シャーク(Shark)」
1987年の大賞作のリメイクです。
★「指輪物語―仲間たち―(Der Herr der Ringe: Die Gefaerten)」
ラベンスバーガーもトールキンブームです。映画化された「指輪物語」のカードゲーム。クニツィア作。2~4人用、30分、25マルク。プレイヤーは各地に対応する絵のカードを集め、それらを並べて世界を広げていきます。指輪を持っているプレイヤーにはメリットがあります。
★「メキシカ(Mexica)」
ティカル、ジャワに続くクラマー&キースリンクのアクションポイント分配ゲーム.運河で隔てられ,橋でつながっている土地に大きい建物を建てるゲームで,前作・前々作と比べるとさらに3Dになってきています.2~5人用,60~90分.
★「クレージー・ラビリンスPC版(Das verruckte Labyrinth)」
1986年にゲーム大賞にノミネートされ,これまでに500万セールスを記録した傑作のPC版で,RPG調に仕立て上げられています.
Winning Moves ウィニング・ムーブズ
★「ヴァバンク(Vabanque)」
「カルタヘナ」で一躍有名になったメーカーの新作は、「あやつり人形」のB.ファイドゥッティ、「カルタヘナ」のL.コロヴィーニの共作です。3~6人、12歳以上。カジノをテーマにした簡単なルールのブラフゲームで、時間も30分くらい。運だけでなく直感やずる賢さも必要です。
Zoch ツォッホ
★「ガッケルヴァックのヒックハック(Hick Hack in Gackelwack)」
「ザップゼラップ」で一躍高名になったツォッホですが、今回もデザインに「メディナ」のS.ドーラ、そしてイラストにD.マテウスという豪華メンバーを揃えてまたルールが易しくてエキサイティングなゲームを発表します。8歳以上、2~6人用で、鶏、狐、人間などの食物連鎖をテーマににした賭けのゲームということです。
★「ヴィラ・パレッティ(Villa Paletti)」
いろいろな形の積み木を上手に積んでいくゲーム。
★「パラッツォ=パレッティ(Palazzo Paletti)」
ヴィラ=パレッティと同じゲームですが、積み木が大きいそうです。