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ラッタス(Rattus)

人口が増えるほど危険 『オレゴン』を作ったノルウェーのデザイナーコンビが、オランダのメーカーから出版したゲーム。ヨーロッパ中にペストが広がった14世紀を描く。全人口の3分の1が犠牲になったというが、このゲームでも本当にどんどん死ぬ。そんな中で、自分の民族をどれだけ生き残らせるかという、ブラックなテー…

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洛陽の門にて(Vor den Toren von Loyang)

たくさん植えれば楽よう 時は紀元前後、漢の都だった洛陽を舞台に、農家となって野菜を栽培して売るゲーム。スカウトアクション6位、ボードゲームアンケート14位、プフェファークーヘル9位。日本語版が今月ようやく発売される見通しとなった。ゲーム内容はこちら。 今回は高級野菜に走るみんなを尻目に、私は一番安い…

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ルーピノ(Loopino)

カーリングカードゲーム? 小箱に入った60枚のカードでバラエティとウィットに富んだゲームを作り続けているアドルング社の中で、ひときわ異彩を放つゲーム。カードを投げて、ターゲットからの近さを競うというアクションゲームである。冬季オリンピックで流行ったカーリングを髣髴とさせる。 スタートプレイヤーがター…

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ラインズ・オブ・アクション(LOA)

身動きが取れなくなる前に 自分のコマを全て、縦横斜めに隣接するように寄せ集める2人用アブストラクトゲーム。S.サクソンの『ゲーム大全(A Gamut of Games、1969年)』にルールが収録され、その後製品化された。ドイツでは1988年にヘクサゲームズから発売され、ドイツ年間ゲーム大賞にノミネ…

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ルプスブルク(Lupusburg)

村人の思惑も絡み合い 『タブラの狼(汝は人狼なりや?)』は傑作コミュニケーションゲームだが、9人以上でないと遊べない。仙台・遊友会のように毎回恒例になっているところは少なく、遊びたいけど遊べないという人も多いのではないだろうか。そんな望みを叶えてくれるのがこの作品。4人いれば遊ぶことができる。 まず…

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レガッタ(Regatta)

気まぐれな風を味方に ころころ変わる風向きにうまく乗って、ヨットで湖を一周するレースゲーム。1989年のドイツ年間ゲーム大賞ノミネート作品だが、オリジナルはアメリカの3Mゲームズから1967年に発売された40年以上前の作品である。 ヨットは縦横斜めの8方向に進む。最初にダイスを振って、風向きと進むス…

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ロボットマスター(Robot Master)

5×5列のクニツィアジレンマ 今年はドイツゲーム賞に全く入らなかったクニツィア。すでに4年前のインタビューで「全ての人々に合うものを作ることは決してできません。」と述べているが、マニアや批評家に背を向けてでも一般の愛好者を増やす意志は現在も貫かれているようだ。 フランスのカクテルゲームズから発売され…

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リニア(Linja)

すれ違いの渋滞 黒猫と同じメーカーということで輸入された2人用ゲーム。シュテフェンシュピーレというメーカーは、作者シュテフェン・ミュールホイザーが自身の作品を発表する個人会社である。作者はグラフィックデザイナーだったそうで、コンポーネントが洗練されていて美しい。 細長い箱を開けると、竹棒と赤黒のコマ…

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ラムセスのピラミッド(Ramses Pyramid)

ミイラが降ってくる! レゴブロックが今年、一挙に10タイトルものボードゲームを発売した。エッセン国際ゲーム祭でも巨大ブースが登場し、おもちゃ屋でも大きなスペースを作って販売中。そのうち2タイトル、『ミノタウロス(Minotaurus)』とこの作品に、作者としてR.クニツィアがクレジットされており、ゲ…

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ライスウォーズ(Rice Wars)

先手を取ったら負け ポーランド発、日本を舞台にした陣取りゲーム。日本の戦国時代は外国人にとっても魅力的なテーマらしく、昨年1年間でもフランスから『戦時』、ドイツから『徳川』と『武士道』、そしてポーランドのこのゲームと4タイトルも発売されている。日本人の目から見ると地名や登場人物の名称がヘンなのはさて…