ジーピーは12月13日、『カタン 宇宙開拓者版(Catan: Sternenfahrer)』の日本語版を発売する。ゲームデザイン・K.トイバー、イラスト・F.フォーヴィンケル、3~4人用、12歳以上、120分、12000円(税別)。『カタン』シリーズの拡張セットではなく、単体で遊ぶことができる。ゲームマーケット2019秋には限定100個を先行発売する。
1999年に発売された『カタンの宇宙飛行士たち/カタンの開拓 宇宙編/宇宙カタン』のリメイク作品で、オリジナル版は今年コスモス社(ドイツ)が発売した。宇宙船に乗って広い宇宙を航海し、惑星を開拓していく。不意に遭遇する宇宙海賊に対抗して宇宙船を武装し、友好的な宇宙人と交易するために船倉を増やし、またアクシデントをうまく乗り切って名声を競う。
ゲームは「カタンコロニー」から始まる。ダイスを振って産出される資源で宇宙船を作り、未知の宇宙へと飛び出していく。宇宙船の移動力は、母船を振って出てくるボールの色で決まり、宇宙船が惑星に到着したら、そこにコロニーを設置して資源を産出できるようになる。こうして拠点を増やして奥地を目指す。
母船から黒いボールが出ると遭遇カードを引き、隣の人が読み上げる。遭遇カードでは宇宙海賊などが登場し、戦うか、資源を献上するかなどの選択を迫られる。また、惑星によっては海賊基地を撃退したり、氷の惑星をテラフォームしなければいけないこともある。
宇宙には友好的な宇宙人もおり、交易船を作って宇宙ステーションにドッキングすればさまざまな特殊能力がもたらされる。資源を使って母船に搭載砲・船倉・動力炉を取り付ければ、戦闘・交易・移動を有利に進められるだろう。
旧版からの変更点として、星系や交易ステーションがランダム配置できるようになり、裏返しで配置するバリアントも楽しめるようになった。折れやすかった名声リングをチップに変更、「第一宇宙船」を任意の宇宙船に変更、航行で黒玉が出ても基本移動力3を保証、初期配置フェイズに4周目ありなど、バランスを調整して遊びやすくなっている。
内容物:母船コマ 4台、搭載砲コマ 24個、動力炉コマ 24個、船倉コマ 20個、カラーボール 28個、ゲームボードパーツ 6枚、クアドラントタイル 16枚、スタンド 4個、ハーフメダルチップ 40枚、数字チップ 36枚、スペシャルマーカー 16枚、資源カード 100枚、遭遇カード 32枚、友好カード 20枚、サマリーカード 12枚、各種コマ 92個、ダイス 2個、用具入れ 2個、ステッカー 1枚、ルールブック 1冊、アルマナック 1冊、ジップ袋 11袋