読んでみたい作品たち
上下2つに分かれたカードを組み合わせて面白い文学作品を作るゲーム。ゲームマーケット2015春で発表され、じわじわと人気が広がっている。記事にもある通り、出来上がった作品がSNSで拡散されるところが、昨年のヒット作『枯山水』と共通している。これまでに900セットを販売し、増産している状況だ。
・withnews:「鬼平部活やめるってよ」珍タイトル作成ゲーム 横暴編集長が拡散中
場札から1枚ずつカードを取り、手札と組み合わせて発表。一斉に指差しで投票し、最多投票が「採用候補」となる。2周したところで、「採用候補」を投票にかけ、ここで最多投票を獲得したものが勝者となる。
タイトルは、最後に最多投票が複数あった場合、じゃんけんで勝った人が「横暴編集長」となり独断で決めてしまうところから来ている。誰にも文句は言わせない!
5人プレイで20分ほど。場札からカードを取るところで「このカードはカットしとかないとなあ」「ゲーマーですね!」なんて会話が起こる。どんな組み合わせでも結構強いキラーカードがあって、そういうカードは人気が高い。
そして傑作の候補がどんどん出るわ出るわで大笑い。「鬼平三人組」「歴代かよ!」「十五少年かける少女」「何をかける?!」「みにくい少女ハイジ」「ひどい、ひどすぎる!」「デカピッピ」「なんか語感いいなあ」最終投票ははたして票が割れたので、横暴編集長が「みにくい少女ハイジ」に決めてしまった……ひどいけれど、どんな作品なのか、ちょっと読んでみたくなる。
横暴編集長
作者不明/ジャンクション(2015年)
3~5人用/10歳以上/20~25分
junction+:横暴編集長
バカカードか、懐かしいな。