オランダゲーム賞(Nederlandse Spellenprijs)の審査委員会は今月12日、今年のノミネート作品5タイトルを発表した。昨年までは秋の選考となっていたが、今年から夏の開催となり、選考方法が変更になった。
大賞は3ヶ月繰り上がって昨年の3月から1年間にリリースされた新作。また昨年までは審査員が選んだノミネート作品(8タイトル)から一般投票によって大賞を決定していたが、今年からは大賞まで審査員が決める。ノミネートも5タイトルに絞られ、ドイツ年間ゲーム大賞に近い時期・方式を採用したとみられる。
ノミネート作品はドイツ、アメリカ、フランスの作品が並び、毎年1〜2タイトル入っているオランダ国産品は入っていない。「大人向け」を掲げるオランダゲーム賞。昨年は『ハンザ・テウトニカ』が『世界の七不思議』を上回って1位になったが、今年は選考方法の変更で受賞傾向にどのような変化があるか注目される。
【オランダゲーム賞2012】
ノミネート:電力会社:最初の火花(Hoogspanning: De Eerste Vonken / 999ゲームズ)
〃 :ランカスター(Lancaster / クイーンゲームズ)
〃 :モンド(Mondo / ホワイトゴブリンゲームズ)
〃 :忍者刀(Ninjato / ホワイトゴブリンゲームズ)
〃 :タケノコ(Takenoko / マタゴー出版・アスモデ)
・Nederlandse Spellenprijs:Verkiezing 2012