ジーピーは1月15日、アバクスシュピーレ(ドイツ)のカードゲーム10タイトルを日本語版で一挙に発売する。各1380円(税別)。
日本語化されるのはいずれもルールがシンプルでプレイ時間が短めなライトな作品ばかりで、内容もバラエティーに富んでいる。販路の広さで定評のあるジーピー社が扱うことで、カジュアルプレイヤーの拡大が見込まれる。
また側面に縦書きのロゴを配置することにより、書籍のようなディスプレイも可能になっているところが新しい。デザインが統一されており、集めて並べても楽しめるだろう。
カードゲームとはいえ、10タイトルの日本語版が同日発売されるのは異例。
『ストップ(Stop)』は場のカードに合わせて手札を出し、最初に出し切ることを目指すゴーアウト系のカードゲーム。特殊カードで手札が入れ替わったり、他人の順番に割り込んで手札を出せたりと目が離せない。ゲームデザイン・不明、グラフィック・アバクスシュピーレチーム、2001年、2~10人用、6歳以上、30分。
『トュット(Tutto)』は6個のダイスを振り、出た目を組み合わせて役を作るダイスゲーム。欲張りすぎると得点0になることも。ゲームデザイン・不明、グラフィック・C.ティッシュ、2015年、2~10人用、8歳以上、30分。
『盲目のにわとり エクストリーム(Blindes Huhn extrem)』は手札の左端か右端のカードしかプレイできない変則的なトリックテイキングゲーム。ニワトリが描かれているカードを取ると失点となってしまう。ゲームデザイン&イラスト・M.シャハト、2017年、3~5人用、8歳以上、20分。
『チーズがいっぱい!(Alles Käse!)』はダイスを振っておいしいチーズを誰よりも多く手に入れるプッシュユアラックゲーム。上等なチーズほどネズミ捕りにかかるリスクが高まる中、堅実に行くか、それとも運に賭けてみるか。ゲームデザイン・M.ルーヴェア、イラスト・M.メンツェル、2013年、2~6人用、6歳以上、15分。
『ティチュー(Tichu)』は2人組で手札をいち早く出し切ることを競う大富豪系ゲーム。前のプレイヤーよりも強くなるようにプレイし、先に手札を出し切ったら得点。総得点が1000点に到達したチームが勝利する。ゲームデザイン・U.ホステトラー、イラスト・R.ブランデンベルガー、1991年、4人用、10歳以上、60分。
『ジャンボと仲間たち(Jumbo & Co)』はゾウ、イヌ、ネコ、ネズミのカードを出し合って勝負するじゃんけんゲーム。相手の動物を捕まえれば自分の得点になる。動物カードの構成は全員同じなので、ラウンドが進むごとに読み合いが激しくなる。ゲームデザイン・D.ヴェント、イラスト・A.ユング&有限会社フィオーレ、2004年、3~6人用、8歳以上、15分。
『オインク!(Oink!)』は同じ動物カードが出たらカードを叩いて、その動物の鳴きまねをするリアクションゲーム。特殊なアクションを行うとなるブタと数字の7がゲームをかき回す。ゲームデザイン・I.コーン、イラスト・M.メンツェル、2014年、2~6人用、6歳以上、15分。
『ハエたたき(Fliegenklatschen)』も、カードを皆で叩き合うリアクションゲーム。カードを出していき、ハエたたきカードが出るか、場に5色のハエカードが揃ったら、素早くハエカードを叩く。ゲームデザイン・C.ホイザー、イラストG.フォン。ウェストファーレン&有限会社フィオーレ、2004年、2~8人用、6歳以上、15分。
『ゴキブリパーティー(Party Bugs)』は皆でカードを一斉に出し合って、コスプレした嫌なゴキブリカードを他の人に押しつけ合うゲーム。数字の小さいカードを出した人から選べるが、ペアができると同じ数字を持っていると捨てることができる。ゲームデザイン・M.チャッチエラ、イラスト・M.メンツェル、2018年、2~6人用、8歳以上、15分。
『真珠の首飾り(Pearls)』は美しい真珠を集めて首飾りを作るセットコレクションゲーム。場札から1色のカードを全て取るか、手札から1色のカードを出して首飾りを獲得する。こうして獲得した真珠と首飾りの価値がいちばん高い人の勝利。ゲームデザイン・C.フィオーレ&K.ハッペル、イラスト・有限会社フィオーレ、2019年、2~6人用、6歳以上、15分。